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全米でもいち早く2020年3月17日から始まったサンフランシスコの自宅待機令。完全ロックダウンの状態が5月17日まで続き、そこから徐々に経済再活動に向けて再起動をはじめています。6月15日以降は特に、オフィス勤務や屋外ダイニングがはじまり活気を取り戻しつつある様子をレポートします。
フェーズ2bに突入した週
今週は6月15日から新たな段階となるフェーズ2bに突入しました! フェーズ2bによって営業が可能となったのが小売店の屋内営業・緊急時以外の外来・オフィスでの勤務など。
特に屋外レストランの営業は、いち早く先週金曜日(6月12日)から認可がおり、天候に恵まれた週末は市内がより一層にぎやかな雰囲気に。
レストランは市に申請すれば、歩道などのスペースを12月まで無料で使用ができます。ノースビーチにあるワシントンスクエア公園では、社会的距離を守るガイドラインの白いサークルが引かれているもののたいへんなにぎわいに。
今週からオフィス勤務も認可されたため、交通量も規制前とあまり変わらない状態に戻りつつあります。市内は、先週に比べて確実に人通りも増えています。
フェーズ2bで認可が認められた職種とは
今回新たな段階に進んだフェーズ2b。新たに認可が認められた職種は以下のとおりです。
・レストランのアウトドアダイニング
・店内営業を含む小売店
・緊急以外の外来
・各家庭におけるハウスキーピング・シェフサービス
・オフィス業務
加えて職種ではないものの以下の活動も認可されています。
・12人以内のサマーキャンプの実施
・屋外での集まり(12人以下、食事の場合は6人まで)
・屋外フィットネス
・プロスポーツ
この状態で感染者数が増えなければ、次の段階はフェーズ2c。これは理美容関連、レストランの店内飲食、不動産のオープンハウスの営業が認められます。現在フェーズ2cが始まる予定日は7月13日です。さらに詳しい情報はこちらのウェブサイトを参照してください。
最後に
このコラムを書いている6月18日現在、LA timesの統計によると、サンフランシスコの感染者数は3020人、死者数47人。先週の感染者数2840人、死者数44人に比べて今週の増加は180人に抑えられています。盛んに行われたデモ活動と新たなフェーズに突入したことで、今後の数に影響があるのか、引き続きレポートします。