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昨日のミッドサマーに関するライブストリーミングは皆さんご覧になったでしょうか。もし見逃してしまっていても大丈夫です。こちらのFacebookページにビデオがアップされていますので、ぜひご覧になってください。
■Visit Sweden Facebookページ
スウェーデンはますます夏らしく暑くなってきており、短い期間の夏を楽しもうと多くの方が湖や公園で日差しを満喫しています。
ちなみに、スウェーデンにおいては、体調に問題がなければ、外出してもよいとされています。
ただし、
・ソーシャルディスタンス(2m間隔)を取ること
・手洗い、うがいの推奨
・ラッシュ時や混雑時、また不要不急の公共交通機関の利用は避けること
・くしゃみ、せき、発熱、息苦しさ、咽喉痛、頭痛、筋肉・関節痛あるいは気持ち悪さの症状があれば、たとえ軽症であっても家から出ないこと、症状がなくなってから少なくとも丸2日は仕事や学校には行かないこと
と、依然からと変わらぬ同様の対策を個々が取るようにされています。
日本においても何かと話題に上がっているであろうスウェーデンのコロナ施策ですが、6月に入って旅行に関する施策に大きな変更がありました。
国内旅行について
5月13日から「居住都市から最大2時間までの範囲内での旅行可」となっていたところ、今月6月13日からは、ついに国内旅行が全面的に解禁となりました。ただし、病状がなく、元気であることが前提とされています。また予約席を確保できない公共交通機関(路線バス、ローカル電車など)の利用はできる限り避け、徒歩・自転車・自家用車といった、他人との接触を避けられる交通手段が推奨されています。
海外旅行について
EU加盟国及びシェンゲン協定加盟国全体での国境封鎖宣言を今週15日で解除したことにともない、欧州委員会は各国に対して再度国境を開くようにすすめていました。しかしながら今後どうするかは、各国が独自に決めている状況でした。それが、ここ最近大きな動きを見せています。
スウェーデンはずっと国境を開いたままなのですが(周辺の北欧諸国が国境閉鎖していたため、陸路では国境封鎖されたような状態でした)、今週17日、外務省から他国への渡航中止勧告に関する解除などについて発表がありました。実質的な国外旅行の解禁です。内容は以下のとおりです。
・ベルギー、クロアチア、フランス、ギリシャ、アイスランド、イタリア、ルクセンブルク、ポルトガル、スペイン、スイス(以上10ヵ国)
→ 2020年6月30日から渡航可能
・そのほかのEU、EEA、シェンゲン協定加盟国
→ 渡航中止勧告は7月15日まで有効(期間後の対応については改めて発表がある予定)
・上記以外の国
→ 不要不急の渡航中止勧告は8月31日まで延長
ただし、新型コロナ流行以前の状況に必ずしも戻るわけではないこと、上記内容は今後変更される可能性があること、旅行する際は各々が十分注意しながら責任を持って行動すること、また各国および各地域の規則やルールに従うように示されています。また国内旅行と同様に、何かしらの病状がある場合は旅行に出かけないことなどが示されています。
僕自身も国内旅行を4月から延期してたため、この国内旅行の解禁にともない、いつか行けたらと考えています。ただ、やはりスウェーデンで最も多い感染者数を出しているストックホルムから感染者数の少ない他地域へ出かけるのは、リスクとうしろめたさがあります。
会う予定の方々に少しでも安心感を与えられるようにと思い、新型コロナの抗体検査を受けようと考えていた矢先、先週12日に、ストックホルム県在住者は無料で抗体検査あるいはPCR検査を受けることができると発表がありました! さっそく予約が今週15日から開始されたので、実際に体験した予約までの流れや抗体検査について、また別の回で紹介したいと思います。
なお、上記内容はスウェーデン在住者・滞在者に適用されるものであり、読者の皆さんにおいては、今お住まいの国・地域の公的機関のウェブサイトなどにおいて最新情報をご確認のうえ、適切な行動に努めてください。