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アイスクリームにもかけられる!? Made in オーストリアの貴重なパンプキンシードオイル「Kürbiskernöl」はオールマイティ!

雅碧 Léontine

雅碧 Léontine

オーストリア特派員

更新日
2020年8月22日
公開日
2020年8月22日
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Made in オーストリアのイチオシ商品は?と聞かれたときにおすすめするパンプキンシードオイル。お土産としてだけではなく、オーストリア人にとっては普段使いにも欠かせないオイルなんです。今回は、いろんな料理、そして意外な食べ物とも相性ピッタリのパンプキンシードオイルを紹介します。

パンプキンシードオイルはシュタイアーマルク州の特産物。原産地はもちろん、ウィーンの市場やスーパーマーケットでも売られています。日本では、アンチエイジングなど、美容効果がある高栄養価なオイルとして一部で人気を集めていますが、オーストリアではサラダや卵料理にかけて食べるのが定番。これは市場に並ぶ農家直送のオイル。

スーパーのパンプキンシードオイルが並ぶ棚には、小さな農家のオイルやスーパーのプライベートブランド品まで種類が豊富で、どれを買おうか迷ってしまいます。パンプキンシードオイルは日光に当たると質が劣化してしまうので、その味と香りを守るためにこのような暗い色の瓶に入れられています。

値段も、財布に優しいものから高級品までさまざま。

パンプキンシードオイルの魅力は何といってもその濃くて奥が深い緑色。

そして口の中に広がる木の実の風味が特徴です。朝ご飯やブランチのメニューとして人気な「Eierspeise mit Kernöl」(アイヤーシュパイゼ ミット ケルンエール)は、スクランブルエッグにパンプキンシードオイルをかけたシンプルなもの。だからこそオイルの味が引き立ち、おいしいんです。

こちらはSaures Rindfleisch(ザウレス リンドフライシュ)という牛肉のサラダ。りんご酢とパンプキンシードオイルが、牛肉とインゲン豆の一種である花豆に絡んで、ほんのり酸味と濃厚なナッツの風味がたまらなくおいしいサラダです。

かけるのは卵料理やサラダだけではないんです。なんと、アイスクリームにも! イタリアではアイスにバルサミコ酢をかけて食べるように、オーストリアではバニラアイスにパンプキンシードオイルをかけるんです。アイスにオイル!?と躊躇しても、騙されたと思って食べてみると驚きのおいしさ! 独特の深い木の実のような風味がバニラアイスの甘さに絡み、最高ですよ。

日本でも通販でオーストリア産のパンプキンシードオイルを購入することができるので、アイスクリームにオイルをプラスして、オーストリアの夏をいかが?

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