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英国から日本に帰国した場合の水際対策・PCR検査などについて

小野 雅子

小野 雅子

イギリス特派員

更新日
2020年8月5日
公開日
2020年8月5日
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最近では新型コロナウイルス感染者数も徐々に減り始め、規制緩和が進んでいる感のあるイギリス。しかしながら現在でも鎮静したとは言い切れず、公共の場でのマスク着用を始めさまざまな予防が呼びかけられています。

ちょうど夏休みという、観光業界にとってはハイシーズンでもあり、海外への渡航も規制が緩められ始めました。特にイギリス在住邦人にとっては実家での重要な用事や、日本でなければできない法的手続きなどを春の帰省でできなかったため、夏こそはという方も多いでしょう。

そこで最大の注意事項が、日本での水際対策です。これに関して在英国日本国大使館から在留邦人メーリングリスト宛てにたいへんわかりやすいご連絡をいただきましたので、以下のとおり一部引用させていただきます。

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1 現在、英国から日本に帰国した場合、水際対策としてPCR検査が実施されていますが、東京検疫所によれば羽田空港では唾液を使用した検査方法を採っており、所要時間は平均およそ2~3時間とのことです(7月29日現在)。但し、再検査が必要になり、待機時間が長くなることがあるほか、到着便・人数によっても変動するとのことであり、事前に問い合わせても具体的な所要時間を回答することはできないとのことです。

また、成田空港においても新しいウイルス検査方法への切り替えが段階的に進められており、検疫手続等も変更されるため、詳しくは到着時に検疫官から説明するので、指示に従ってほしいとのことです(7月28日現在)。

2 日本の6つの空港で税関検査場電子申告ゲートの利用が開始されました。

・成田国際空港(第1、第2、第3ターミナル)

・羽田空港(第3ターミナル)

・関西国際空港(第1ターミナル北ウイング、第2ターミナル)

・中部国際空港(第1ターミナル)

・福岡空港

・新千歳空港

(注)羽田空港(第2ターミナル)、関西国際空港(第1ターミナル南ウイング)、中部国際空港(第2ターミナル)ではご利用いただけません。

税関検査場電子申告ゲートを利用すると、ターンテーブルに手荷物が出てくるまでの待ち時間を利用して、「携帯品・別送品申告書」を電子的に提出することができます。この場合、書面の申告書の提出は必要ありません。手荷物を受取った後、電子申告ゲートへ進むと立ち止まることなく、スムーズにゲートを通過することができます。

電子申告ゲートは人・人接触を軽減するものであり、ICAO(国際民間航空機関)及びIATA(国際航空運送協会)は、新型コロナウイルス感染症対策の一つとして、電子申告を推奨しています。感染症対策のためにも、ぜひ、電子申告ゲートをご利用ください。

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もちろん今もまだ、バカンス気分で海外旅行をする人は少数派なのはイギリスも同じ。それでも実家の両親の健康問題など、どうしても帰省しないといけない方々もいらっしゃいます。安全な旅を、そして渡航前後のトラブルが最小にとどまることを、僭越ながら心から願っております。

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