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先日お菓子を作っていたとき、レシピの覚え書きのために写真を撮っていました。そこに写ったグラニュー糖の袋を改めて見て、「そういえばこのお砂糖テイト&ライルの商品だったっけ」と気がついたんですよ。
袋の横にはヘンリー・テイトとエイブラハム・ライルという、ふたりの創業者の名前とイラスト。1878年創業というのは、取り立てて長い歴史じゃないけれど……。
創業者のひとりテイトさんは、ロンドンを代表する美術館であるテイト・ギャラリーに、その名を残す人。美術館の発展のために大きな貢献をし、創設時にはナショナル・ギャラリー・オヴ・ブリティッシュ・アートだった同館に、彼の名が冠されたのです。
イギリスにはさまざまな王室御用達ブランドがあるのは、ご存知の方も多いことでしょう。王室御用達というと高級品のイメージがあるもののスーパーなどで買える庶民的ブランドも多く、この「テイト&ライル」のお砂糖もそのひとつ。笑
新型コロナウイルス関連の規制が徐々に緩和されたのを受けて、今はまた再開しているテイト・ギャラリー。現在は事前オンライン予約が必要ながら、世界を代表する名画などを無料で観られます。いつかロンドンにいらしたら、ご訪問してみてくださいね!