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香港は新形肺炎対策として、18時から翌朝5時までレストラン内での飲食禁止、公共の場では3人以上では会ってはいけない、公共の屋外と屋内、および公共交通機関内ではマスクの着用義務があります。バー、パブ、ゲームセンター、ジム、サウナ、ナイトクラブ、パーティールーム、エステ、マッサージ、麻雀店などは一時閉鎖となっています。それらの政策が2020年8月18日まで延長されることが決まりました。
その効果が徐々に出てきて、しばらくの間は新規感染者が100人台でしたが8月3日から2桁台にまで減少して8月11日は33人にまで減っています。
また香港政府は、早ければ8月中に任意で日本風にいえば「PCR検査」を無料で受けられるようにすると発表しました。香港政府は約500万人が受けると予想していますが、そのため、西営盤(Sai Ying Pun)という地区にあるあ中山紀念公園体育館(Sun Yat Sen Memorial Park*Sports Centre)内に仮設の実験室を作り、検査能力を強化していくそうです。
中山紀念公園体育館内に作られた仮設の実験室(写真提供:香港政府新聞処)
さらに香港政府は、感染者の急増を受けて亜洲国際博覧館(AWE)に、18~60歳の軽症者向けの感染者を療養させる緊急病院500床分を建設しました。24時間態勢で、レントゲン、採血、ウイルス検査場などが完備されているそうです。今後のためにふたつ目のAWEを作るために確保された土地に、武漢で作られた野戦病院的な緊急病院を建設する予定になっています。