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2020年5月初旬に起こった梨泰院クラブでのクラスター以来、新型コロナウイルス感染者数が落ち着いていた韓国ですが、8月12日にある教会信徒の感染者の確認をきっかけに、12日に56人だった新規感染者が13日には103人、14日には166人、15日には279人の新規感染者が確認され、15日に光化門で行われた政府に反対する集会に、同じ教会信徒を含む数千人の人々が参加し、20日基準の新規感染者が324人になっています。
教会信徒や集会に参加した人にコロナ検査を呼びかけていますが、連絡が通じなかったり検査を拒否したり、なかには検査を要求する保健所の担当者に唾をかけて検査を拒否するケースなどもあるようで、教会および集会に関連する感染の恐れのある人による感染拡大がどこまで広がるのか、不安な状況です。
15日の集会による大型クラスターを避けるために、19日からソウル・京畿・仁川エリアでは危険度レベルがひとつ上がり、ソーシャルディスタンスのレベル2措置が適用されています。
適用される内容ですが、
1. 室内で50人以上、屋外で100人以上が集まる集会やイベント禁止
2. クラブやカラオケ店、バイキング、ネットカフェなど12種の高危険施設と室内国立・公立施設の運営を中断
3. 首都圏に所在する教会は非対面礼拝のみ許可、そのほかの集まりや活動は禁止
また、ソウルでは特に人が多く、感染率も高くなるということで、21日からソーシャルディスタンスのレベル3基準の10人以上の集会が全面禁止となっています。
地方ではありますが、釜山海雲台海水浴場では本来31日まで開場予定だった海水浴場を21日0時から停止しています。
2020年は特に長く大雨による被害も多かった梅雨がようやく終わった矢先のことで、海で働く人たちもかなり落胆しているようです。
コロナの問題にともなう経済的問題や、政治的な問題などいろんな問題が重なり国民の不安もつのるなか、秋以降のコロナがどこまで猛威をふるってくるのか考えると不安ばかりです。