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アーランダ国際空港はストックホルム市中心から北におよそ42kmのところに位置する空港で、多くの場合、スウェーデン旅行はここから始まることとなります(フィンエアーをはじめ、いくつかのエアラインではこちらの空港を介さず、ストックホルム市内にあるブロンマ空港や各地方空港に直接飛行するものもあります。)
4つのターミナルからなる空港では、通常、国際線はターミナル2および5を、国内線はターミナル3と4を利用します。
しかしながら、コロナの影響で現在はターミナル2〜4を閉鎖しています(再開時期未定)。
稼働しているのはターミナル5のみとなります。
8月初旬に利用した際は、ほとんどのカウンターは閉まり、利用者はいるもののかなり静まり返った印象でした。
以前と変わらず荷物はセルフで預けたあと、セキュリティチェックもすんなりと終わり、いざゲートへ向かいます。
国際線仕様のターミナルのため、免税店が数多く並び、国内線利用にもかかわらず、少しワクワクしました。
ただ通常パスポート審査がある箇所も開放されていたので、少し違和感がありました。
そして給水スポットがあるので、そこであらかじめ持ってきたマイボトルに給水して搭乗準備完了です。
機内は当然のことながら、空港内においてもマスクを着用するように案内がされていました。
今回はSASこと、スカンジナビア航空の国内線を利用しました。
搭乗時は通常だと優先搭乗がありますが、コロナのためになく、後部座席利用者から順番に機内へと案内がありました。
機内に入ると、フライトアテンダントの方から個装の除菌シートをひとつもらいました。
座席につくと、毎回読む機内誌がやはり置いてなかったのが残念でした。
SASプラスという国内線の最上位クラスの座席を利用しても、優先搭乗のほか、残念ながらファストトラックやラウンジの利用はできませんでした(9月1日から、アーランダ国際空港においてファストトラックおよび一部のSASラウンジが再開されると発表がありました)。
飲食物の提供もないため、上位座席を利用する唯一のメリットがあるとすれば、SASプラスでは座席に余裕があることです。普通席ともに3-3の横1列ですが、混雑する普通席に比べて、3人がけの席を独り占めして、ほかの利用者と間隔を空けてゆったり座れました。
降機時は、通常通り前部座席から順番に、今回利用した空港では後方扉も開放されたため、そこから後部座席利用者は降機していました。
ちなみに、アーランダ国際空港発着フライトについては、8月24日現在、国際線はヨーロッパをはじめ、アジアでは北京など、そしてアフリカではアディスアベバと、計46路線、そして国内線は17路線の利用が可能となっています。しかしながら行先によっては曜日ごとにフライトがなかったり、便数が少なかったりするのが現状です。
その関係で、アーランダ空港とストックホルム市内を結ぶ一部の交通機関、特急列車のアーランダエクスプレスとFlygbussarnaというバスは、ほぼ通常通り運行されているものの、早朝やある特定の曜日は運行間隔がより長く取られたりしています。
次回からは、このフライトを利用して旅してきた北スウェーデンにあるLuleå(ルーレオ)とPiteå(ピーテオ)を紹介したいと思います。