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皆さま、サワディーカー。
少し前に、バンコク・スカイトレイン(タイの首都、バンコクの高架鉄道システム)※のアソーク駅の券売機が新しくなりました。
※バンコク・スカイトレインは、タイの運営会社「Bangkok Mass Transit System Public Company Limited.(バンコク大衆輸送システム社)」の頭文字をとったBTS(ビーティーエス、タイ文字表記:บี.ที.เอส)で通じます。
アソーク駅改札口にあるすべての券売機を確認したわけではありませんが、以前アソーク駅にあった券売機(Ticket Issuing Machineと呼ばれるもの。略記:TIM)では、紙幣は利用できず、1B硬貨、5B硬貨、10B硬貨を使って乗車券を購入する必要がありました。そのため、手持ちの硬貨が足りない場合、駅係員のいる窓口で乗車券を購入、あるいは、窓口で紙幣を硬貨に両替してもらってから券売機で購入しなければなりませんでした。それが、紙幣でも購入できるようになったので、便利になった!と感じます。
BTSアソーク駅にある新しい券売機では、上の写真のとおり紙幣の挿入口があります。
券売機の話ではありませんが、マスクの自動販売機では、タイ社会に浸透していないシステムのためか、ときどきお釣りが全額出てこないという話をたまに耳にするので、なんとなく500B札や1000B札という大きな額の紙幣で乗車券を購入するのはためらうなぁ……と思って、BTSの券売機についても調べていたところ、こちらのウェブサイト(http://203.146.21.155/customer/en/01-machine-ticketing-tim.aspx)で解説されていました。
その情報によると、現在、紙幣を利用できるBTSの券売機は2種類あるようです。Integrated Ticketing Machine(ITM)およびTicket Vending Machine(TVM)という両券売機ともに、利用できる紙幣は、20B札、50B札、100B札のみ。そして、500B札と1000B札は利用できないとのことです。
Integrated Ticketing Machine(ITM)という券売機では、お釣りは5B硬貨のみ、Ticket Vending Machine(TVM)という券売機では、お釣りは1B硬貨、5B硬貨、10B硬貨とのこと。つまり、ITMを使用すると、場合によっては、最大で4B(=約13円)程度だとは思いますが、お釣りが全額きちんとは出てこないのでしょう。
とはいえ、すべてが説明どおりの券売機だけでもなさそうです。BTSプロンポン駅にある券売機(上の写真)では、硬貨のみ利用できる券売機なので、説明どおりのTicket Issuing Machine(TIM)であれば、1B硬貨、5B硬貨、10B硬貨のみ使用できることになるわけですが、一部の2B硬貨も使用できそうな説明書きがあります。
以上、こうしてみると、日本の券売機のクオリティーはすごいのだなと感じますが、タイも、コロナ禍で経済低迷のニュースが多いなか、ここ数ヵ月間で、BTSでは券売機の取り換えのみならず、路線が延伸されるなど、タイ・バンコクの交通インフラ整備が進み、どんどん便利になってきていることがうかがえる今日この頃です。いままで、電車で行けなかったところへ、電車で快適にアクセスできるようになってきています。
また、いまは、新型コロナウイルス感染症対策措置の一環で外国人観光客がいませんので、以前ほど駅が混雑していることはありませんが、この時期のリノベーションはありがたいことだなと感じます。BTSの券売機を見て、いまだからこそやるべきことやいまの自分にできることって何だろうかとふと考えさせられた瞬間でもありました。
■BTS関連のウェブサイト
・英語ページ: https://www.bts.co.th/e
ng/index.html
・タイ語ページ: https://www.bts.co.th/index.html
・乗客向けのページ: http://203.146.21.155/customer/en/main.aspx
では、皆さま、サワディーカー。