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カリフォルニア州が実施する感染状況の度合いを示すレベル分けで、サンフランシスコは今週2020年10月20日にオレンジからイエローに引き下げられました。これはベイエリアでも初の快挙となります。いまのところ順調に経済再開プランが進むサンフランシスコ、今週の様子をレポートします。
イエローティアによって新たに緩和される今後の経済再開プラン
毎週火曜日に1週間の統計が算出され、地域の危険レベルの度合いが変わるカリフォルニア州の経済再開プラン。今週火曜日(10月20日)にサンフランシスコは無事にオレンジ(MODERATE)からイエロー(MINIMAL)レベルに進みました。これによって今後変わって行く計画は以下のとおりです。
10月27日(それぞれに細かな規定あり)
・オフィスでの勤務
・屋内ジムの使用
・マスクを外した状況での屋内パーソナルケア
・屋外での授業
・ミドルスクールの対面授業
さらに現在のレベルを維持できれば、11月3日からは50%の空室状況でレストランや礼拝・映画館の利用が可能となります。
サンフランシスコでは屋外テーブルの使用がデフォルトに
サンフランシスコでは9月29日から屋内飲食の利用が認められていますが、現在のところサイドウォークに設置された屋外テーブルの使用が最もポピュラーです。どのレストランもそれぞれが道路脇に簡易的なブースを設置し、屋外で距離を取って食事ができるように工夫を凝らしています。
屋内で飲食できるレストランも増えつつありますが、ローカルはどちらかというと安全に食事を楽しめる屋外テーブルを率先して利用している印象です。
カリフォルニア州の感染状況
全米の感染者数が860万人・感染による死亡者数が22万8000人を到達した今週、新規感染者数は38州で増加傾向を見せています。カリフォルニア州は西海岸で唯一増加傾向にない州というポジションを維持しています。今週の1日における平均新規感染者数は3164人。先週の3435人・先々週の3233人と比べても比較的安定しています。
多少の変動はあるものの、この傾向は9月中旬から維持されておりこのままの状態が続くことが期待されています。ここ1週間増加が目立つエリアは相変わらずのインペリアル郡・続いてサクラメントの北側に位置するテハマ郡の増加が目立っています。
最後に
このコラムを書いている10月22日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は1万2000人・死者数は138人。先週の感染者数1万1756人・死者数121人に比べ、新規感染者数の増加は244人、1日の平均数は34人と、わずかながら増加傾向にありますが1日の平均感染者数は30人台を維持しています。
今後11月からさらに規定が暖和されることによってどう変化するのか、引き続きレポートします。