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皆様、サワディーカー。
先週10月22日(木)、タイの「寒季」入りが公式に発表されました。タイ語では、「ฤดูหนาว:ルドゥーナーウ」で、「寒い季節」という意味です。英語では、winter season(冬季)やcold season(寒季)と訳されています。寒季の前は雨季で、連日大雨続きだったのが、突然、ほとんど雨が降らなくなるため、タイ在住者の間では「乾季」になったという感覚を抱く方も多いですが、過去9年間の私の記憶では寒季入り宣言後の11月上旬にも2回ほど雷をともなう大雨が降る日はありましたし、今年(2020年)もまだ降るのでは、と思います。
また、「寒季」といっても、タイの首都バンコクでは、冷房のよく効いた部屋以外で寒いと感じることはほぼありません。涼しく、雨が少なく、1年のなかで最も過ごしやすい季節だと感じます。タイ北部地方や東北部地方、カオヤイなどの山間部へ行くと、寒いので、注意が必要です。ここ5年ほどはそれほど寒くはなかったですが、12月末~1月末頃、早朝から観光される方は時期や場所によっては、コートやマフラーなどがあったほうがいいくらいのこともあります。
「寒季」入り宣言が早いことに加え、今年はタイの伝統行事「ローイクラトン※(タイ語:ลอยกระทง、英語:Loy Krathong)祭り」の開催日も早く、今週10月31日(土)に開催が予定されています(※ローイクラトンは、ロイクラトンやロイカトンなどと表記されることもあります)。それにともない、2020年10月29日~31日(17時~22時)の期間中、今年で6回目となるイベント「Bangkok River Festival 2020(タイ語:รื่นเริง แสงศิลป์)」がバンコクのチャオプラヤー川沿いの以下10ヵ所で開催される予定です。
1. วัดพระเชตุพนวิมลมังคลารามราชวรมหาวิหาร (วัดโพธิ์):寺院「ワット・ポー」
2. วัดอรุณราชวรารามราชวรมหาวิหาร:寺院「ワット・アルン」
3. วัดระฆังโฆสิตารามวรมหาวิหาร:寺院「ワット・ラカンコーシターラーム」
4. วัดกัลยาณมิตรวรมหาวิหาร:寺院「ワット・カンラヤーナミットウォラマハーウィハーン」
5. วัดประยุรวงศาวาสวรวิหาร:寺院「ワット・プラユーンウォンサーワート」
6. ท่าเรือมหาราช:ターマハラート船着場
7. ท่าเรือยอดพิมานริเวอร์วอล์ค:ヨッピマン・リバーウォーク船着場
8. ท่าเรือล้ง 1919:LHONG 1919(ロン1919)船着場
9. สุขสยาม ณ ไอคอนสยาม:百貨店「アイコンサイアム」のスックサイアム広場
10. เอเชียทีค เดอะ ริเวอร์ฟร้อนท์:アジアティーク・ザ・リバーフロント
チャオプラヤー川沿い以外でも、ロイクラトン祭りは開催されます。アパートやコンドミニアム、ホテル内の水辺エリアで開催されることもあります。以下、2年前に書いた情報ですが、よろしければ、参考にしてください。
なお、今年は、ハロウィンと同日ということもあり、ハロウィンと合わさった催しがなされる場所もありそうです。
新型コロナウイルス感染症対策ではいまのところ成功していると言われるタイでは、マスク着用が定着化し、現在、たくさんの人が集まるローイクラトンのイベントにおいても、新型コロナウイルスに感染する怖さはあまり感じませんが、前記事「【タイ入国】タイで発令中のふたつの非常事態宣言と隔離ホテル情報(2020年10月中旬時点)」で言及した反政府デモの動向が心配な今日この頃です。
以上、タイ・バンコクの近況ですが、参考になれば幸いです。