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2020年10月中旬よりヨーロッパ諸国での新型コロナウイルス感染の拡大が見られ、規制強化や再びロックダウンなどの対策をとる国が増えています。
残念ながらブルガリアもその例にもれず、感染状況はこの1ヵ月で急激に悪化。
10月26日の記事(【新型コロナウイルス関連】ブルガリア第二波到来か?!)でもブルガリアの現状と規制強化をお伝えしましたが、11月7日よりさらに厳しい規制が入ることが決定しました。
11月に入りさらに悪化を続けるブルガリアの感染状況
10月7日以降、徐々に悪化しているブルガリアの感染状況。
11月4日、5日にはそれぞれ新規感染者4041名、4054名とその数が一気に跳ね上がりました。
検査の陽性率も30%を超える日も多く、在ブルガリア日本大使館からのメールによると
・先週1週間(10月31日〜 11月6日)でブルガリア国内の新規感染者が2万人を超えました(ソフィア市だけでも8000人超え)。
・過去2週間(10月24日〜11月6日)でのソフィアにおける感染率は100人にひとり程度の割合とのこと。
11月に入ってからのソフィアはだいぶ気温も下がり、山の近くでは霜も降りるようになってきました。
また冬場は例年乾燥が顕著ですが、徐々に湿度も下がっているようです。
ウイルスの特性上、低温乾燥という状況下で流行りやすいため冬場の再流行が懸念されていましたが、残念ながらその予想どおりとなっています。
2020年11月7日より導入された規制強化
特に感染拡大が著しいとされるソフィア市とルセ市において11月7日より、以下のとおり規制が導入されました。
<ソフィア市>※11月7日から規制実施(終了日時未発表)
・食料品店の午前8時から午前10時までの高齢者(65歳以上)専用の利用時間設定
・保護者同伴のない18歳未満のモール型商業施設利用禁止
<ルセ> ※11月7日から19日まで規制実施
◇食料品店及び薬局の午前9時から11時までの高齢者(60歳以上)専用の利用時間設定
◇レストランやカジノ等娯楽施設の営業は午後11時30分まで
◇保護者同伴のない18歳未満のモール型商業施設利用禁止
在ブルガリア日本大使館、11月6日・7日領事警備班発行メール参照
当初の発表ではソフィア市の高齢者専用買い物時間帯は午前10時から正午とのことでしたが、午前8時から午前10時に変更となっています。
現時点では中学校以下の学校は授業が続いていますが、感染が見つかった場合には休校や学級閉鎖などの措置をとっているようです。
感染拡大の続くブルガリア。以前出た保健大臣令の期限は11月12日でしたが、また新たな規制の発令や規制強化が噂されています。
確実な情報がわかり次第またこちらでお伝えします。
現在ヨーロッパ中心に感染拡大が続いていますが、皆様くれぐれもお気をつけください。