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マスクを着用してコロナ禍での大学修学能力試験……

なかしまかずえ

なかしまかずえ

韓国特派員

更新日
2020年12月3日
公開日
2020年12月3日
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韓国では、2020年11月25日から1日の新規コロナ感染者数が500人を超え、昨日も540人と猛威を振るっています。

そんななか、大学修学能力試験が今日12月3日に行われました。

例年であれば、大学修学能力試験は11月の第三木曜日に行われるのですが、今年はコロナの影響で本日となりました。

今年はコロナ禍で学校も塾も行けなかった日もあり、全員同じ状況ではありますが、受験生と受験生の両親はきっと不安な受験だったと思います。

今年の大学修学能力試験の受験者は49万3433人で、2019年より10.1%(5万5301人)減少し、試験が導入された1994年度以降、過去最少人数とのこと。

ソーシャルディスタンスを保つためにひとつの試験会場の受験生数が例年に比べて少なくなりました。

また、感染者の場合は病院などの医療施設で、隔離者の場合は一般の試験会場から離れた試験会場で試験が受けられるように準備されたこともあり、受験者数は少なくなっていますが、2019年に比べて受験会場数は1.5倍になっています。

ちなみに、今日受験を行った感染者数は35人、隔離者数は404人だそうです。

受験の1週間前からは、全学生がリモートでの授業となり、各受験会場では机の位置を離して配置したり机についたてをつくったりと慌ただしく会場準備がされていたようです。

韓国では通常この日に、試験会場の校門の前で在学生などが受験生を応援し送り出すための出征式(出陣式)と言われるものを行なったりしますが(まさに戦争に送り出すような感じなのです)、今年はそれもなくなりました。

試験会場の前は受験生を送りに来た車で今年も渋滞していましたが、それを見ながらこんな状況だからこそ全受験生が自分の実力を後悔なく発揮できるといいなと思いつつ、受験会場の前を通り過ぎた次第でした。

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