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香港政府は新型コロナウイルス追跡アプリの「安心出行(LeaveHomeSafe)」を配布しています。自分が過去にどこに行ったのかという過去の行動履歴を保存しておくアプリです。日本政府が開発したCOCOAに似たようなアプリです。
アプリは、もし自分が訪れた場所に感染者がいた場合は、濃厚接触の可能性があるので、濃厚接触した可能性が高いですよと知らせる通知を受けたり、「病院に行ったり、感染しているかどうか検査を受けたりしてはいかがでしょうか?」と検査をすすめるメッセージも送られてきます。もし自分が感染していたことが判明した場合は、香港政府からワンタイムパスワードが送られてきて、OKしますと政府に自分の行動履歴が送られて、そこから政府はさらに濃厚接触者を探していくということを行います。
アプリをダウンロードしたあと、店先にQRコードが掲げられているのでアプリを立ち上げてスキャンするだけです。その店を離れるときは店を離れるボタンがあるのでそれを押すだけです。
こういったアプリは政府に行動履歴が把握されるのではないかという懸念がありますが、香港政府では、利用するために住所などの登録作業をする必要はなく、スマートフォンによる位置情報やスマホ内に蓄積されているそのほかの個人情報は利用しないとしています。記録は暗号化し、ユーザーの個人用携帯電話内に保存されるだけで、政府やそのほかのシステムには保存せず行動履歴は31日後には自動的に削除される仕組みになっているそうです。
香港では第4波が到来して、政府は飲食店などにQRコードの掲示が義務化を命じ使う機会は増えたと思います。あとはアプリを入れるかどうかは個人の判断だと思いますが、このような対策を香港は行っています。