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2020年12月から用事以外どこにも出かけられずにいます。今回は、外出禁止令が発令される直前に、家から車で40分弱、ゴールデンゲートブリッジを渡り、マリンカウンティーにある国定公園「ミューアウッズ・ナショナルモニュメント(Muir Woods National Monument)」に行ってきたときのお話。
▲よく見ると……
左から右に大きな倒木。幹から枝が新しく生えてきて栄養をとりながら今度はそれが大きな木になるんです。
▲新芽
雨季になると、いろんな新芽が出てきます。杉の木も根元の細い枝から新芽が出ていました。柔らかい緑色で、清々しいですね。実は、この新芽を摘んでお茶にして飲むこともできるそうです。ちょっとかわいそうな気もしますが、新茶? 同様さっぱりおいしいんだそうです。
▲Redwood Creek
コロナの関係で公園は、メインのトレイルコース(Redwood Creek Trail)の脇に流れている、レッドウッドクリーク(Redwood Creek)沿いを歩きます。この川の水を飲みに鹿が現れますよ。彼らは人間を気にすることはまったくありませんので、遭遇したら距離を保ちゆっくり観察してくださいね。訪れた日は残念ながら会えませんでした。またこの日は、メインのレッドウッドクリークトレイルのみオープンでした。
▲苔の木?
倒木の切り口には、びっしり苔が生えています。内陸部の乾燥しているところだと折れたところはそのまま乾いてしまいますが、ここは霧が発生するので倒れた木から、新たな生命が生まれます。生き物には、水分が必要不可欠なのが、ミューアウッズを歩くとよくわかります。
▲木の会話
「ママァ、木がお話ししてるみたい……」と聞こえたので、上を見上げたらレッドウッドたちが、寄り添って会話しているみたいに見えました。子供たちの感性ってす・ご・い!
▲木のタンコブ
今度は、木のタンコブを発見。「レッドウッド・バール(Redwood burls)」は、樹木が少しストレスを感じる(気候の変化とか)とできたりするそうですが、だいたいは根っこにできます。そしてそこから木の芽が出てきます。足元だとタンコブとは思いませんが、幹の途中にあると正にタンコブですね。
▲尻尾
「七面鳥の尻尾(Turkey Tail)」を見つけました! 日本だと"カワラタケ"と呼ばれてるようです。やはり倒木や枯れた枝に固まって生えるんですが、かわいらしさとは裏腹で肉質は硬い。フェリープラザのキノコ屋でも売られてるのですが「ソテーしても食べられないよ」と言われた記憶があります。煮出してお茶にして飲みます。
▲ヒラタケ
すぐ近くには、"ヒラタケ"らしきキノコ。トレイルの木道から少し離れていてはっきり、それとは確認できませんでしたが、恐らくそうだと思います。別の場所でも群生を見つけたのですが、誰かに採られてしまっていた跡がありました。
*なぜわかったか? 幅50cmくらいの滑り落ちたと思われる擦った跡があり、その周辺には無残になったヒラタケが散乱していました・窃盗になりますので決してしないでください*
▲サルオガセ
お爺ちゃんの髭みたいな「サルオガセ」。霧の発生する落葉広葉樹林の樹皮に生えて、垂れ下がるように成長する菌の仲間。コケのように思うけど、違うらしいです。
風に揺れるとノレンみたいですごくきれいでした。これもお茶にできるということですが、とてもよく似ていて飲用できないまったく別モノもあります。*もちろん、採取できません*
このトレイルにはブリッジ1~4とわかりやすく区切られてますから、目安となります。
Bridge1:スタート(ビジターセンター・ギフトショップ)
Bridge2:ショート往復30分くらい
Bridge3:ミディアム往復1時間くらい
Bridge4:ロング往復1時間半くらい
足元はスニーカー程度でも大丈夫。気温調整できるよう重ね着してください。
お水は必ず持参してください。
冬の雨上がりで、しっとり、葉っぱの色は新緑の季節のような薄緑。公園というより"森"のイメージ。薄く残る霧にマイナスイオンを感じて、マスク越しでもその空気の匂い"ミネラル香"を吸い込んできました。
写真だけでも行った気になっていただければ幸いです。
いましばらく我慢の日々ですが、解除になったら、再訪したいです。
もう少し、頑張りましょう。
【Muir Woods National Monument】
・入園料: 16歳以上$15.00
*駐車場は予約が必要です・スタンダード$8.50
なお、訪問したときはシャトルバスが運休中だったので駐車場まで行けましたが、コロナ以前は車の乗り入れはできなくなっていました。訪問する際は必ず確認してください。
※注意!Wi-Fiは通じません