テーマパークのひとつ、オーシャンパークが大規模改修へ。一部を無料に

香港にはディズニーランドと海洋公園（Ocean Park）というふたつのテーマパークがありますが、オーシャンパークが大規模な改修を行うことを2021年1月18日に香港政府が発表しました。それによると、一部のエリアを無料にするという案となっています。（写真提供：HKTB）

オーシャンパークは大きく分けて、陸側の海濱楽園（The Waterfront）と山側にある高峰楽園（The Summit）に分かれます。メインの入口がある陸側を「山下園区（the lower park area）」という名前に変えて、なんと無料で開放する予定になっています。小売、飲食、児童遊園地、フリーマーケットゾーン、エンターテインメントの空間などを造成します。こうすることで、コンサートや文化的なイベントも開催できるようにします。もちろん、パンダはこれまで通り見られますが、もっと動物を知ってもらえるような空間も作るようです。つまり、大規模な公共の公園になるということですね。

山側は「山上園区（Upper park area）」という名称で、たくさんのアトラクションがありましたが、観覧車、ローラーコースターなど、7つのアトラクションが3年以内に耐用年数が来るので、大改修を機に段階的に廃止することになりました。加えて、イルカのショーなどが観られる海洋劇場もなくなるそうで残念です。

その代わりに、キャンプ場やトレッキングコース、ジップラインのほか、なんとバンジージャンプなどが造成されます。アトラクションごとにチケットを購入する形にするそうです（金額は10香港ドルからを想定）。このように、新しいオーシャンパークがどのようになるのか楽しみです。