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ネパールでは2021年1月24日より優先接種が始まっている、新型コロナウイルスのワクチン。
2週間ほど前に接種できるという話をいただき、その時は見送ったのですが、今後海外を行き来するためにはワクチン接種済みであることが有利になる時代が間違いなく来るでしょうし、日本の住民票を抜いている私が、日本で接種対象になる見込みはなさそうなので(あったとしても、何年も先になるでしょうし、帰国費用等を考えると得策とは思えないので)、ネパールでのこの機会をありがたく利用することにしました。
1回目の接種は4月28日。紹介された警察関連の病院へ。優先枠だからか予約の手間もほとんどなく、一般病院で1日がかりで並んで受ける一般の方には申し訳ないほど、あっさりと終わりました。
受付では身分証明書提示が必要になるため、ネパールの免許証とパスポート、会社の登記証(私の名前が記載していある)などを持参。とりあえず免許証だけ提示したところ、そのほかは特に求められず、あっさり接種カードをもらえることに。
「外国人なんだけど受けていいのかしら?」と受付で尋ねると、「同じ人間であるには変わらないのに、差別する必要ある?」という温かいお言葉。
10分ほど列に並んですぐ私の番に。問診も検温も、副反応の説明もないまま、いきなり注射。あまりにもあっさり進みすぎて拍子抜けしてしまうほど。
注射自体は普通の筋注と変わらず、特に痛いとかもなし。針を刺す瞬間の刺激は、どんな注射にもあるものですしね。
注射後の副反応については不安をあおる情報も多く、ネパールでも「接種した人は皆熱で寝込んでいる」などという情報も耳にすることがあったので、それなりに覚悟はしていましたが、いまのところ特に体調不良になってもいません。
1日経過時点で、接種部分にやや突っ張りを感じる以外は、腕がだるいとか発熱とかも一切なし。むしろ、ネパールで過去に別の筋注をしたときの方が腕の重みとかを感じたほど。
接種済みの知人も周りにけっこういますが、皆特に何も変化はないそう。
ちなみにワクチンは先月カトマンズに届いた、中国医薬集団(シノファーム)傘下の中国生物技術(CNBG)製だったみたいです。
2回目接種は約1ヵ月後~3ヵ月後以内に、ということだそうで、また報告したいと思います。