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香港とシンガポール、トラベルバブル5月26日から開始

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2021年5月7日
公開日
2021年5月7日
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ふたつの国・地域間で、一定の条件下において空港到着後の強制隔離を免除する「エア・トラベルバブル」が世界の一部で始まっていますが、香港とシンガポールの間で5月26日から始まることが決まりました。もともとは、2020年11月22日に始まる予定でしたが、開始前に香港で第4波が発生してトラベルバブルが延期されていました。しかし、香港はここに来て感染拡大を抑えていたことから、両政府間で再び話し合いを行い、あらためて正式に始めることになりました。

香港側はキャセイパシフィック航空、シンガポール側はシンガポール航空が担当し、専用のチャーター機を発着させます。1便当たり200人までとなっています。5月26日~6月9日の間は両航空会社が1日がほぼ1日置きに担当が、6月10日以降は両方の航空会社が1日1便、運航します。

具体的にはキャセイパシフィック航空のCX759便(5月27、29、6月1、3、5、6、8日)は香港を9時10分に出発し13時05分にシンガポールに到着します。CX734便(同)は、CX759便がシンガポール到着後、機内清掃・消毒やなど必要事項の作業をしたあと、乗客を乗せて再び香港に戻る便です。シンガポールを14時45分に出発し、香港に19時に到着します。一方、シンガポール航空のSQ882便(5月26、28、30、31、6月2、4、7日)では、シンガポール発が8時40分で、香港着が12時40分となっています。シンガポールに戻るSQ883便(同)は、香港発が14時25分でシンガポール到着が18時20着です。

このエア・トラベルバブルに参加するには、72時間前のPCR検査で陰性であることや、両政府が用意している新型コロナウイルスアプリのインストール、必要事項を登録するなど、それぞれの政府が渡航条件についてかなり細かなことを指定しています。しかし、海外との渡航においては、トラベルバブルとワクチンパスポートが基本になってくる確率が高いので、まずはその第一歩ということと前向きにとらえたいと思います。

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