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市内のワクチン接種率が75%を到達し、2021年5月13日には12歳以上のユースを対象としたワクチン接種の認可が降りたサンフランシスコ。これで市内に住む12~15歳の人口約2万5000人が新たにワクチンの接種対象となります。ワクチン接種が確実に進む今週の様子をレポートします。
黄色レベルに移行して1週間経った町の様子
先週から州が定める危険度を示すレベル分けで一番軽い黄色に移行したサンフランシスコ。黄色になったことでよりさまざまな行動が暖和されています。1週間経った町の様子ですが、より外食をする絶対数が増えたことを体感しています。
マスク着用についてですが、たとえ規則が暖和されても、いまのところ外出の際にマスクをしている人がほとんどです。今後、規則暖和に従ってマスクを着用しない数は増えていくと思われますが、現在は屋内でのマスク着用が必須のため、ついついいつもの習慣で着用している人が多い雰囲気。町の様子としては、週末に暖かい気候になったせいもあり、外出する人の数がより多いように思われました。先週から今週を比べても、徐々に町に活気が戻りつつある印象です。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州の新規感染者数の1日平均は1733人。この数はちょうど昨年5月とほぼ同じ数値になります。新規感染に歯止めがきかなかった1月初旬の4万4000人と比べると格段に数が減少していることがわかります。
カリフォルニア州が定める危険度レベルの地図を見ても、一時期は99%を占めていた紫レベルは皆無となり、オレンジと黄色が大多数を占める状況まで改善。州全体の今週の人口10万人当たりの平均感染者数は3.7人・陽性率1.2%・ICUの空き状況33.8%。こちらもブレることなくじわじわと減少中です。ワクチンの接種状況ですが、今週こそ過半数を超えるかと思いきや、現在時点では49.8%。ワクチン接種に積極的な層はすでに接種を終えている段階まできています。
最後に
このコラムを書いている5月13日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は3万6400人・死者数539人。先週の3万6234人・死者数538人に比べ、今週の新規感染者数の増加は166人。死者数はわずかひとり。1日の平均数は23.7人、陽性率は0.7%、人口10万人当たりの平均感染者数も2.7人と引き続き安定しています。
今後どのように経済が再開されていくのが、引き続きレポートします。