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最終フェーズである59歳以下への新型コロナワクチン接種開始へ

たってぃ

たってぃ

スウェーデン特派員

更新日
2021年5月14日
公開日
2021年5月14日
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桜も散りゆく今週、20度を上回る夏のような天候が続くなか、ストックホルムでは新型コロナに関して明るいニュースがありました。

これまではフェーズ3ということで、60歳以上あるいはリスクグループに属する方を対象にワクチン接種が行われていました。しかしながら、ストックホルム県内の一部地域では予約率が20%以下と芳しくなかったため、接種機関が行政機関へ18歳から59歳の方への接種、つまりは最終フェーズ4への早期の移行を要求しました。そしてついに先週水曜日から、予定前倒しでフェーズ4対象者へのワクチン接種予約が開始、そして翌木曜日から接種が始まりました。

ワクチン接種および予約は、59歳から5歳ごとのグループに分けて、年齢を引き下げながら実施されていきます。

そのため、先週水曜日から対象となったのは55歳から59歳の方で、予約開始後8時間で、7万8000人の予約を受け付けたとのことです。今週月曜日からはさらに対象範囲を広げ、50歳から54歳の方も現在予約ができる状況となっています。予約はほぼ埋まっていて、今週と来週で9万人がワクチン接種を受けることができます。

しかしながら、全ストックホルム県在住者へのワクチンを確保できるのは計画よりも遅れ、今年2021年8月から9月への変更となるようです。

これから始まる行楽シーズンを前にして、より多くの方が新型コロナワクチンを接種できるようになったストックホルム。フェーズ4対象者への接種が始まったことで、2回目の接種を希望する方がなかなか予約を取れないという弊害もあるようですが、ワクチンを必要としている、より多くの方にワクチン接種が行き渡ってほしいです。

ちなみに、新型コロナに関わるさまざまな制限ルールのうち、イベントの観覧者数上限などいくつかは5月17日に緩和される予定でしたが、現在の新型コロナ感染状況を鑑みて、5月30日まで延長されました。政府と公衆衛生庁によると、6月1日からはイベントに関するものや飲食店オープン時間の延長など、いくつか緩和される予定で、9月にはすべての制限ルールを撤廃することが期待されています。

(参考)

■SVTニュース

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