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ワクチンの接種次第で隔離短縮。日本は「ハイリスク国」

武田 信晃

武田 信晃

香港特派員

更新日
2021年5月23日
公開日
2021年5月23日
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香港への入境には政府が指定するホテルに21日間の強制隔離をしなければならないのですが、2021年5月12日よりワクチンの接種状況によって隔離期間が短縮されることになりす。その中で日本は、5月21日よりグループBに属することになりました。

日本はグループBに属すると書かれた香港政府のウェブサイト

香港政府は、国・地域ごとの感染状況によってグループA1、A2、B、C、Dの5段階で区分けして防疫対策を実施します。グループA1が最も厳しくブラジル、インドなどの国々が指定されています。72時間以内の陰性証明書の提出、空港到着直後にPCR検、21日間の強制隔離(隔離中に4回のPCR検査を行います)。隔離終了後は7日間の自主健康管理期間となり26日目にもPCR検査を受ける必要があります。グループA2はアイルランドとイギリスで、A1とは細かなところはありますが、PCR検査の数などは変わりません。

日本はグループBに属します。もともとグループCでしたが緊急事態宣言をするほど感染拡大が広まったので、より対策が厳しいグループBに編入されてしまいました。ワクチンの接種を終えていない人は、陰性証明や21日間の隔離などグループA1とほぼ同じ条件ですが、隔離終了後の7日間の自主健康隔離期間はありません。2回のワクチン接種を終えた人は隔離期間が14日間に短縮され、PCR検査は3回に減ります。隔離終了後の7日間は自主健康管理期間で2回のPCR検査を行わなければいけません。隔離もたいへんですが、香港政府が認めた医学的な陰性証明書を手に入れるには日本ですと3万円くらいかかるので、その辺は頭が痛いところです。

現時点で有資格者のみが香港に入ることができますが、一般人の観光が解禁されるときはワクチンの接種が必須になる可能性が低くありません。日本のワクチン接種は始まったばかりですが、そのときまでに接種が一般の人にまでスムーズにいくことを期待しましょう。

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