旧啓徳空走路跡地に遊歩道ができました

旧啓徳空港（Kai Tak Airport）の滑走路跡地に建設した遊歩道「啓徳空中花園（Sky Garden）」が2021年5月21日にオープンしました。香港の新しい観光スポットにもなりそうな予感です。(写真提供：香港政府新聞処)

香港政府は現在、旧啓徳空港という広大な跡地の再開発をしていて、遊歩道はそのひとつです。中国語名に「空中」、英語の名前に「Sky」と名づけた理由ですが、滑走路跡地に作られた「承豊道（Shing Fung Road）」の上に高架の道路を建設して、そこに遊歩道を作ったからです。

長さは1.4km。その中に、80種類の植物が植えられている「花園広場（Garden Plaza）」や「草地広場（Lawn Plaza）」があるほか、香港島などを望める「観景門廊（Lookout Galleries）」というエリアもあるので、撮影スポットになるでしょう。ほかにも、水と親しむことができる「噴水広場（Fountain Plaza）」があります。噴水のトンネルがあったりして、小さな子供も楽しめるゾーンです。地上部分にも、屋外ミニシアターなどが造成された「地面広場（Ground Plaza）」というのもあります。

外観をみると遊歩道というよりはガラス張りの奇妙なトンネルにもみえます。それは、実は騒音を防ぐもので、デザイン性を高めたものになっているからです。もちろん、大型客船が停泊する「啓徳郵輪碼頭（Kai Tak Cruise Terminal）」とも接続しています。香港への渡航解禁後、ぜひ訪れてみてください。