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明日6月6日はスウェーデンナショナルデー!日本語字幕付きストリーミング配信イベントもあり

たってぃ

たってぃ

スウェーデン特派員

更新日
2021年6月5日
公開日
2021年6月5日
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音楽あり、ダンスあり、クッキングありのストリーミング配信イベントが明日2021年6月6日に開催されます。ヴィクトリア皇太子陛下ファミリーをはじめ、スウェーデン歌手、オリンピック代表選手などが登場する約1時間30分のイベントです。また、スウェーデンスタイルのイチゴケーキやヴィーガンサンドイッチケーキの作り方も紹介されるようです。

日本時間6日17時からと7日3時からの2回、こちら(スウェーデン公式YouTubeチャンネル)で英語でのストリーミング配信

また日本時間6日18時からはこちら(スウェーデン大使館公式YouTubeチャンネル)で日本語字幕付きのストリーミング配信

を楽しむことができます。スウェーデン文化や旬に触れられるいい機会となるので、ぜひ視聴してみてください。

ストリーミング配信のスケジュールや詳しい出演者情報、料理レシピについてはこちら(スウェーデン公式ウェブサイト、英語)で確認することができます。

ナショナルデーの由来

隣国のデンマークとノルウェーがナショナルデーを作ったことに触発されて、思案し始めたのがきっかけです。日程についてはいくつか候補がありましたが、6月6日はスウェーデンにとって大きな出来事が過去にあったことから、この日に決まったようです。

そのふたつの出来事とは、1523年6月6日にスウェーデンが初めて独立国家となり、Gustav Vasa(グスタヴ・ヴァーサ)が初代国王に選ばれたこと、そして1809年6月6日にできた統治法で、国王から権力分離した政府が初めて誕生したことです。

このようなことから、1893年からナショナルデーを祝い始めました。祝い事には欠かせない国旗はナショナルデーの象徴となり、当初は「フラッグデー」と呼ばれていましたが、1983年にナショナルデーとして定められ、2005年には晴れて祝日となりました。

Gustav Vasa像

ナショナルデーとスカンセンの深い関係

例年6月6日は、ストックホルムにある野外博物園スカンセンに民族衣装を身にまとったロイヤルファミリーが来園し、来園者と共にナショナルデーを祝うのが習わしです。しかしながら新型コロナの影響で、昨年と今年はこのイベントが中止となっています。その代わりに、今回のストリーミング配信があるというわけです。夜には、スウェーデン国内限定ですが、閉園後のスカンセンから民放SVTにて生放送も予定されています。

そもそも「スカンセン」でナショナルデーを祝うようになったのはどうしてでしょうか。それは、スカンセン創設者であるArtur Hazelius(アットゥール・ハセリウス)が1891年に開園したスカンセンで春を祝うイベントを開催していて、その最終日となった6月5日を「歴史的な出来事があった6月6日を祝うための日」としていたからです。このようなこともナショナルデーが6月6日となったことに少なからず影響があるようです。

そんなスカンセンでは、ナショナルデー当日は、来園した子供に小さな国旗を配るそうです。

ちなみに、皆さんもご存じの四角形の国旗とは違い、王室と軍隊だけの使用が認められている国旗の形状があります。それがこちら、片方の側面が三角に割れています。

ガムラスタンンにある王宮で目にすることができる国旗です。

それでは明日6日、時間がある方は一緒にナショナルデーイベントを楽しみましょう。

(参考)

■Nordiska Museet

■Skansen

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