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毎年6月になると町なかがカラフルなレインボーとお祭りムードに包まれるサンフランシスコ、2021年6月15日のフルオープニングで町に活気が戻りつつある市内の様子をレポートします。
レインボーカラーが町を彩る市内の様子
毎年6月はプライド月間(Pride Month)と呼ばれ、LGBTQのさまざまなイベントや祭典がアメリカ各地で行われます。リベラルなサンフランシスコでも、毎年盛大な催し物が行われていますが、目玉であるパレードは昨年に引き続き今年もキャンセルに。
昨年はすべてのイベントはオンラインで行われましたが、今年は屋外映画鑑賞など直接参加できるタイプのものも登場。加えて今年もツインピークスにはピンクのトライアングルをかたどったイルミネーションが施され、フルオープニングと重なった6月後半からは町に活気が戻りつつある状態です。
加えて、先週のコラムでもお伝えしたケーブルカーの再開ですが、9月から本格的に始まります。8月中はテストランが行われ、スケジュールはありませんが無料での乗車が可能とのこと。市民だけでなく観光客も乗車を楽しめます。
サンフランシスコのワクチン接種状況
今週サンフランシスコでのワクチン接種状況は、16歳以上で少なくとも1度目のワクチンを接種した割合は81%、2度目のワクチン接種を完了したのが71%まで到達しています。市の衛生局は6月23日に、まだワクチン接種を行っていない残り20%の層に向けて、ジャイアンツとタッグを組み、プロモーションを行う旨を発表しました。
これは6月25日から指定された会場でワクチン接種を行った人にジャイアンツの試合に無料で招待するというもの。本拠地がサンフランシスコにあるプロ野球チームならではのユニークな作戦が採用されています。
カリフォルニア州の感染状況
今週カリフォルニア州全体の1日あたりの平均新規感染者数は942人。ここ3週間継続して1000人を下回った数字が出ています。先週に比べ、今年の新規感染者数は多少増えていますが、安定した状態が続いています。州全体でのワクチン接種率は現在57.7%です。
最後に
このコラムを書いている6月24日、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は3万6958人・死者数554人。先週の3万6885人・死者数550人に比べ、今週の増加数は73人。1日の平均数は10.4人です。先週と比べ多少数は増えたものの、横ばいの状態と言えます。全米でもトップクラスの接種率を誇るサンフランシスコ、今後どのように感染数が変わっていくのか引き続きレポートします。