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20年前の2001年6月2日(土)。
未明(5:30頃)にかかってきた電話で、当時のネパール国王一家が前夜(6/1)に殺害された事件を知りました。
そんな朝早くかかってくる電話はたいていネパール人からの不躾な間違い電話なので、寝起きのむすっとした声で対応したら、当時関わっていた補習校日本人関係者からの緊急連絡網で、いったい何が起きたの?とただならぬ不安を感じたことを覚えています。
王宮事件の犯行現場は、当時住んでいたカトマンドゥのフラットから徒歩10分もかからないナラヤンヒティ王宮。あのときの衝撃と、その後しばらく続いた不穏な日々のことは今でも忘れられません。外出禁止令が発令されたり、水源に毒が入れられたといううわさが出回ったりと、落ち着かない日々でした。
ところで、ネパールでは公暦にビクラム暦が用いられており、事件が起きたのはビクラム暦だと2058年2月19日に当たっていました。20年前は西暦6月1日=ビ暦2月19日でしたが、今年は西暦6月2日=ビ暦2月19日に当たっています。つまり、事件が起きたのは西暦で考えると昨日だけれど、今年は今晩に当たっているということ。
国際社会の認識と、当のネパール現地での認識は1日ずれることになるのです。
ややこしいけれど大事なことなので、一応補足しておきます。