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7月下旬から異常気象の影響で史上最高気温を観測しているブルガリア。
首都ソフィアでも最高気温38℃の日が続くなど、異常な暑さが続いています。
どうやらブルガリアだけでなく、トルコ・ギリシャといった近隣諸国もこの異常気象に見舞われている様子です。
この暑さの影響でギリシャ・トルコでは日本語のニュースでも報道されるほど大規模な山火事が発生しています。
そしておそらく日本語のニュースにはなっていませんが、ブルガリアの南部・ギリシャ国境付近でも山火事が発生しています。
2021年8月5日時点では過去24時間にブルガリア全土で187もの火災が確認されたとの報道がありました。
この火災の原因は、異常に高い気温・低い湿度・強い風といった気象条件によるものだと報じられています。
それに加えて、農業の際の行動が火災につながるとして
・草刈り時の火の使用の停止
・穀物を始末する際の火の使用の停止
・農業機械の利用の最大限の制限(機械使用時の火の粉が火災に繋がる可能性があるため)
などを民間に広く呼びかけています。
在ブルガリア日本国大使館からも注意喚起のメールが届いています。
現在最も深刻な火災はブルガリア南部のサンダンスキーというギリシャとの国境付近。
ですが、南西部全域で火災が発生しているようです。
消火活動に対応するために使えるブルガリア空軍のヘリコプターは現在1機しかないとのこと。
もし今後より火災が広がった場合には他の国の支援を求めなければならない状況かもしれない、とも言われいます。
今後火災の発生が最小限に抑えられることを祈るばかりです。
ひとまず状況が落ち着くまではなるべくブルガリア南西部に近づかない方が賢明でしょう。
もしその付近にお住いの方や訪れる予定の方は現地メディアの報道を確認し、十分に注意してください。