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2021年8月4日から6日までの期間、スウェーデンオリンピック協会によるOlympiafestivarenという名のフェスが開催されました。
同様のイベントが国際オリンピック委員会のコンセプトの下、オリンピックオーストラリア、カーボベルデ、チェコ、フランス、コソボ、リトアニア、シンガポール、スロバキア、スロベニア、オランダの11ヵ国で開催されているようです。
会場は、1912年ストックホルム大会が開催された陸上競技場、Stadionです。当日は、ストックホルムのプライドウィーク期間中ということもあり、今大会のテーマでもある多様性を象徴するレインボーフラッグが数多く掲げられていました。
ここスウェーデンでは、ゴルフ、サッカー、射撃、スケートボード、バスケットボール、テニスなど複数のオリンピック種目のスポーツを、おもに子供たちが体験できました。そのため、ゼッケンを身に着け、スポーツに熱中する子供たちの姿があちらこちらにあり、それを楽しそうに見る家族で会場はにぎわっていました。
会場に入ってすぐに目に付くのは、棒高跳びの体験スペースです。こちらは、金メダルを獲得したスウェーデン選手、Armand Duplantis(アルマント・デュプランティス)が保持する世界記録6.18mに設定されていました。
また、表彰台もあり、ここで記念に写真を撮る家族が印象的でした。
トラックを一周できるように各種スポーツ体験スペースが配置されているため、例え体験しなくても、ウインドウショッピングのように周りの様子を眺めながら会場を一周するだけで楽しめました。そしてトラックの一直線に差しかかると、走りたい衝動にかられました。
期間中は日本から帰国したばかりの水泳競技や陸上競技のメダリストが会場を訪れ、会見に臨んだり、来場者と触れ合うこともありました。
ちなみに、会場内では日本を発見することがいくつかありました。スポンサーであるトヨタが提供する金色に輝く車(おもに、空港から、帰国したメダリストを送迎するために利用)があったり、活動するスタッフが着用している服は、公式ユニフォームを提供するユニクロのものだったりと、日本企業の活躍を目にしました。
一挙にさまざまなスポーツを体験できる機会があまりないので、将来のアスリートを発掘するためにも、このようなイベントが今後も続けばいいなと思いました。
ちなみに、会場となったStadionは、毎年開催されているストックホルムマラソン(2020年は中止、2021年は10月9日開催予定)の発着地点としても使用されています。ここを走りたいと思ったら、いつかマラソンに参加してみてはいかがでしょうか。