
パリ含む首都圏などでショッピングモール入場の衛生パス提示が不要に【2021年9月8日〜】
2021.9.9
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2021年9月からパリに新しい売り場と展望スポットがオープンしています。パリの百貨店プランタン・オスマン本店のウィメンズストア7階にある、サスティナビリティをテーマにした1300平方メートルのコンセプトフロアと、パリの町並みを一望できるテラスです。
今回オープンのコンセプトフロアでは、サステナビリティやセカンドハンド、オーガニックなどのテーマを扱う売り場としては、世界最大級の広さを誇ります。リュクスからプチプリのヴィンテージ、アップサイクリングのアトリエ、ホームリネンの染直し、金継ぎ、オーガニックのサニタリー用品、ナチュラル成分の香水など、幅広い商品が出迎えてくれます。
今回注目すべきは、商品を売るだけでなく、買取も行っているということ。百貨店としては画期的です。スニーカー専門のクリーニング屋やアップサイクリングのアトリエでは、手持ちのグッズがプロの手により蘇ります。
プランタン・オスマン本店によると、「これらを通して百貨店に訪れるお客様に環境問題、気候変動、ごみ問題などを考えるきっかけのひとつとなることができれば、またリサイクルやアップサイクリングのアイデアを得られたり、実際にそれを体験したりと楽しみながらそういった問題へ日常的に取り組むことができれば」という意思から今回のフロアの着想に至ったそうです。
今回の新フロアオープンはショッピングだけでなく、訪れるだけでも楽しい場所となっています。
ウィメンズストア7階部分は、今までは一般公開されていなかったスペースでしたが、リノベーションにより、ルネ・ビネが設計し歴史的建造物をさらに間近に、恒常的に見られるようになりました。さらにアーティストのコラボにより、よりコンテンポラリーな空間になっています。
テラスに出ると、手に取るような近さでプランタンを象徴する、建物の角に配された丸屋根がすぐそばに。その向こうにはエッフェル塔を、パリの並ぶ屋根の向こうに望めます。椅子が配置されカフェも併設されているため、景色を見ながらの休憩も可能。とても気持ちのいいスペースとなっています。入場無料です。
ここ最近のパリは、今まで一般公開されていなかった場所が次々と改装され、公開されています。ポストコロナのパリ観光ではぜひ押さえてほしいスポットのひとつです。
プランタン・オスマン本店
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