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先週オミクロンのピークを迎えたサンフランシスコ、さっそく2022年2月1日からオフィスやジムなどでのマスク規制が緩和されることが発表されました。徐々に春めいてきた1月下旬、市内の様子をレポートします。
感染減少によってマスク着用の規制が緩和
1月27日に、市の保健当局から屋内のマスク着用に関して、オフィスやジムなど特定の人が使用する場所に限り、追加ワクチン接種者であればマスク着用を免除する、との規制変更が発表されました。この変更は2月1日から実施となります。このマスク規制に関しては、オミクロン株が流行する直前の状態まで戻ったことなります。
なお、レストランやバー小売店など公共の場に関しては、今まで通りマスクの着用は必須です。
サンフランシスコ市内の様子
今週に入り、サンフランシスコでは市内のほとんどの薬局で今まで品不足で入手が困難だった家庭用検査キットのストックを陳列棚に見かけるようになりました。ほぼどの薬局でも購入する場合は、レジで申請を行いレジ裏に置かれた検査キットを購入する形となります。保険加入者であれば、月8回までの検査キットは払戻しが可能です。
町なかの様子ですが、先週とさほど変わらずマスクの着用率は高く市内でも混み合う場所ではほとんどの人がマスクをしている状態です。これからオミクロン株の流行が落ち着き、気候が暖かくなるにつれ、こちらの状況も変わってくると思われます。
サンフランシスコのワクチン接種状況
市の公式ウェブサイトによると、今週の5才以上を対象とした接種率は1回目が>90%、2回目の接種率は86%。先週と比べてこちらの数値に変化はありません。ブースター接種含め、サンフランシスコ市内でワクチン接種が必要な方は、こちらのサイトから予約が可能です。一時期は予約が難しかったブースター接種も、先週あたりから薬局を中心に数日待ちで予約が行えるようになっています。
カリフォルニア州の感染状況
今週のカリフォルニア州全体の感染状況。州の公式ウェブサイトによると、州全体の1日あたりの平均新規感染者数は9万4490人。先週の9万828人。先々週の10万1441人と比べてみても引き続き減少傾向です。
過去8週間の人口10万人あたりの感染者数は204人とこちらも順調に減少。人口10万人あたりの死亡者数は相変わらず0.1人です。過去8週間の感染テストの陽性率は18.8%と減少、2度目のワクチンの接種率は72.8%。ブースター接種率に関しては53%と、接種した人口もゆっくりとですが増加しています。
最後に
この記事を書いている2022年1月27日現在、LA timesの統計 によると、サンフランシスコの感染者数は 11万5873人・感染による死亡者は703人。先週の10万3373人・694人に比べると、今週の増加数は1万2500人。1日あたりの平均感染者数は1785人。先週の2172人より減少傾向にあります。ここからピーク前の100人前後に戻るのに、どれくらいの日数がかかるのか、引き続きレポートします。