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2月は28日までしかないので、あっという間に終わります。2022年の2月は怒涛の1ヵ月だったように感じます。スーパーボウル(2/13)、冬季オリンピック開幕(2/3~)、そして一年で最もお花が売れ、レストランが忙しいバレンタインデー(2/14)、ロシアのウクライナへの武力侵攻(2/24)…いろんな出来事がありましたが、サンフランシスコのベイエリアで開催されているマーケットの様子で2月を振り返ってみようと思います。
▲八重桜(山桜)
2月初旬はあちこちで桜が開花、まずは山桜がマーケットに出回ります。まだ満開にはなっていませんがここでお花見ができちゃうくらいでした。近年アジア系の方達に人気の日本のお花見ツアーもコロナ禍で難しかったので、代わりに公園などでお花見をしていた人もいました。ソメイヨシノはもう少し後になります。
▲翌週はチューリップ
桜の翌週にマーケットを陣取っていたのが、チューリップです。球根付きなので長持ちします。水仙やクロッカスと同じく球根の根っこが濡れる程度のお水で十分です。(私が買ったものは2週間もちました)
▲アカシア
日本では、地域によっては栽培が難しいといわれるアカシアですが、2月中旬のマーケットで見かけることができました。なかなか良い値段でしたが、今週(2/26)マーケットを訪れた際は一軒も販売していませんでした。
▲瞬殺?瞬売!
見た目も可愛いチコリ(英語Chicory)は、いろんな呼び方があります。エンダイブ(仏語Endive)、ラディッキオ(伊語Radicchio) 紅い品種は、トレヴィス (仏語Trevise)、ラディッキオ・ロッソ (伊語Radicchio Rosso) …etc 一枚の葉っぱに淡い緑からピンク色へグラデーションの株を狙っていたんですが、目を離したわずかな間に誰かのバスケットの中に入っていました。ピンク色のサラダって春らしくていいですよ。レストランのシェフが来る前の朝一番じゃなければないし、見つけたら直ぐ買わなきゃ!
▲こちらも人気のカラーは売り切れごめんの瞬殺
スイスチャードもカラフルで楽しい。加熱しすぎは色が悪くなってしまうのでなかなか手強い野菜です。
▲葉ニンニク
春になったと感じる代表がグリーンガーリック。柔らかい辛味が特徴で、細かく切ってオリーブオイルに漬け込んでおくと、ガーリックオイルのようになります。ラーメンにネギの代わりに使うのもありです。茹でてお醤油をちょっとかけて食べるのも乙です。来月あたりは、こごみ、うるい、行者ニンニクも出始めます。
▲スプリングオニオン
葉ニンニクと見た目がとってもよく似ていますが、こちらはスプリングオニオンです。見分け方は、土の上に出ている緑色の部分が筒状に膨らんでいればオニオン。葉っぱ状にぺったりいるとガーリック。とても似た野菜でベイビーリークがありますが、見た目の判別はちょっと難しいので、ファーマーさんにどっちか聞いてみましょう。
今度はマーケットプレース内、カフェ「ツァール・ニコライ・キャビア(Tsar Nicoulai Caviar)」で食べられるのはサスティナビリティな「アメリカン・キャビア」です。昔初めて聞いた時、キャビアって養殖できるんだ! と目から鱗が落ちたのを覚えてます。滅多に食べる機会はないけど、今までどれだけ高いお金を払っていたか(払っていてもらっていたかが正解)地産地消の意味でも輸入物にこだわらなくていいかもしれません。
■ツァール・ニコライ・キャビア
・営業時間: 月~金曜日11:00〜18:00、土曜日9:00~18:00、日曜日11:00〜17:00
東京・横浜にも出店した超人気のイタリアンレストランA16が、満を持してマーケットプレース内にデリコーナーを出店。
■A16
・営業時間: 毎日11:00〜18:00
・URL: https://www.a16pizza.com
・日本サイト: http://www.giraud.co.jp/a16/
いかがでしたか? 特にコロナ禍以来、ウォーキングも兼ねた日常の買い物コースになってしまったフェリービルのファーマーズマーケット。あまり四季がはっきりしないとされているサンフランシスコですが、この土地にも春夏秋冬がちゃんと存在しています。3月1日から日本の入国規制がかなり緩和され、行き来が随分楽になります。サンフランシスコを訪れた際には、ぜひこのマーケットで食の豊かを感じてくださいね。
令和4年2月24日
新型コロナウィルス・米国からの帰国入国者の待機措置などの変更(PDFこちら)