海外でのタクシーの呼び方、使い方
2022.12.20
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皆様、サワディーカー。
スワンナプーム空港での公共タクシーの乗車方法については、以前、ニュース&レポートの記事「タイ・スワンナプーム国際空港からバンコク市内への移動方法~タクシーを使う場合」で紹介していますが、「スワンナプーム空港」と「ドーン・ムアン空港」から公共タクシーを利用する場合、空港利用料(50バーツ)に加えて、2020年11月18日から荷物追加料金が以下の通り徴収されるようになっています。
現在、荷物追加料金を支払うことになるのは、スワンナプーム空港及びドーン・ムアン空港発の公共タクシーです。スワンナプーム空港の公共タクシーは1階4番出口を出たところにある機械で整理券を発行し、整理券に表示されているレーンへ行って乗車しますが、その整理券に荷物追加料金のことが以下の通り(英語で)記載されています。タイ語は、「นั่งแท็กซี่สนามบินต้องรู้..เสียค่ากระเป๋าเพิ่มเท่าไหร่?」の記事の一部を転載しましたが、英語と同じ内容です。日本語訳は、筆者が作成しました。
1.Luggage over 26 inches in size is subject to a surchage of not more than 20 baht a piece.
สัมภาระที่มีขนาดเกิน 26 นิ้ว ให้เรียกเก็บค่าบริการไม่เกิน 20 บาท
26インチ(約66㎝)を超える荷物は、1つにつき、20バーツを上限とする荷物代が課せられる。
※1インチ=2.54㎝
2. More than two pieces of luggage which are less than 26 inches in size will be charged not exceeding 20 baht a piece.
สัมภาระที่มีขนาดไม่เกิน 26 นิ้ว จำนวนมากกว่า 2 ชิ้น ให้เรียกเก็บค่าบริการตั้งแต่ชิ้นที่ 3 เป็นต้นไปในอัตราไม่เกิน 20 บาท
26インチ(約66㎝)未満の荷物は、3つ目の荷物から、1つにつき、20バーツ以下が課せられる。
3. Baggage for sports equipment such as golf bags, bicycles, windsurfing or musical instruments with more than 50 inches in size will be charged not exceeding 100 baht a piece.
สัมภาระประเภทอุปกรณ์กีฬาจำพวก ถุงกอล์ฟ รถจักรยาน วินเซิร์ฟ หรือเครื่องดนตรี ซึ่งมีขนาด 50 นิ้วขึ้นไป ให้เรียกเก็บค่าบริการไม่เกิน 100 บาท
50インチ(約127㎝)を超えるゴルフや自転車、ウインドサーフィンなどのスポーツ器具、または楽器は、1つにつき、100バーツを上限とする荷物代が課せられる。
4. Boxed or tied baggage that is 50 inches or more than in size will be subject to a maximun fee of 100 baht a piece.
สัมภาระที่บรรจุกล่องหรือมีการมัดรวมกันไว้ที่มีขนาด 50 นิ้วขึ้นไป ให้เรียกเก็บค่าบริการไม่เกิน 100 บาท
50インチ(約127㎝)以上の段ボール箱などの荷物は、1つにつき、最大で100バーツの荷物代が課せられる。
発表元とされるタイ運輸省のサイト(https://www.mot.go.th/intro.html)でも運輸省陸運局のサイト(https://www.dlt.go.th/)でも空港のサイトなどでも詳細情報を見つけられませんでしたが、最後にリンクしたメディア情報を参考にすると、この文章中のインチ(または㎝)は、荷物の3辺の合計ではなく、長さ、高さ、横幅のいずれか1辺の長さのことを指しているようです。したがって、かなり大きなスーツケースでもたいてい1辺の最大値は80㎝位までだと思いますので、大きなスーツケースは上記4の荷物ではなく、上記1の荷物に該当し、1つにつき、20バーツとなりそうです。
わかりにくいと感じた点は、小さな荷物は3つ目からは20バーツの荷物代が課せられるのは理解できますが、大型スーツケースは1つ目から20バーツの荷物代がかかるのか否かです。
文章だけ見ていると、大型のスーツケースは1つ目から20バーツの荷物代がかかると理解したのですが、「นั่งแท็กซี่สนามบินต้องรู้..เสียค่ากระเป๋าเพิ่มเท่าไหร่?」の記事内のイラスト(上の写真)を見ると、大型スーツケースでも最初の2つは荷物代がかからないとも受け取れます。実際、多くのメディアが荷物代がかかるのは3つ目からと説明していますので、4に該当する荷物以外は、3つ目から荷物代がかかるという認識でもよいのかもしれません。なお、車椅子、杖など移動に必要なものや、ショルダーバッグや小型のバックパックなどは含まれません。
いずれにせよ、乗車前に、タクシー運転手から荷物代の金額が提示され、お互いに納得してから乗車するということになっていますので、乗車前に確認するとよいでしょう。もめた時用に、タイ語情報をスクリーンショットして保存しておくのもよいでしょう。24時間対応のAOTコンタクトセンター(電話番号:1722)も用意されています。
筆者が2022年7月下旬に利用した時は、1辺の長さが75㎝(インチ表記すると26~50インチの範囲)のスーツケースが2つ、そのほか、小さなスーツケースが1つ+αの荷物があり、運転手さんから、荷物代が必要だとは言われましたが、具体的な金額は言われませんでした。私のほうで計算して最後にメーター代、空港代と共に、荷物代として、合計520バーツ渡しました(別途、高速道路利用代は、通過時に25バーツ渡しました)。これまで、空港からの帰りは、空港代を含めても300バーツで帰宅できていたので、ずいぶん高くついたので、全額交渉制にしたほうがお得だったなと感じてしまいましたが、大きなスーツケースについてのサイズをどのように考えればよいか、その時はわからなくて、1つにつき、最大の100バーツ支払ってしまったのが原因で、これは明らかに過剰に払いすぎていたようです。
2つ以下の26インチ(66㎝)※より小さい荷物=無料
26インチ(66㎝)※より小さい荷物の3つ目=20thb以下
26インチ(66㎝)※以上の荷物=20thb以下(無料と説明するメディアもあります)
50インチ(127㎝)※以上の大きな荷物=100thb以下
※長さ、高さ、横幅のいずれか1辺の長さ
車椅子、杖など移動に必要なものや、ショルダーバッグや小型のバックパックなどは含まれません。
目安として、タイ・スワンナプーム空港からバンコク市内中心街までおおよそ400バーツくらいと思っておくとよいでしょう。
以前、値上がりが予定されていたタクシーの空港利用料は経済状況が回復するまで値上げは延期となっていますが、通常サイズのタクシーで50バーツから70バーツへ、大きめのタクシーで70バーツから90バーツへの値上がりが検討されています(Transport Ministry succumbs to increase in luggage charges for airport taxis – The Thaiger参照)。
以上、いかがでしたか。少し不明確な部分もありますが、ゴルフバッグを持ってくる場合や2人以上で1台のタクシーを利用する場合、荷物代を支払うことになる可能性がありますので、渡航の際、上記情報が参考になればと思います。それでは、皆様、サワディーカー。