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《今熊野観音寺へ》
今年の京都市内の紅葉は、例年より少し早めの感じがしています。
紅葉の名所、今熊野観音寺に行って来ました。
鳥居橋を渡り境内へと進んで行きます。
今熊野観音寺は東山三十六峰のひとつ、今熊野山に建つ泉涌寺の塔頭寺院で、
西国三十三所第十五番観音霊場です。
この辺りは山間になり、陽の当たる所のモミジは紅葉が始まっていますが、
陽の当らない所は青モミジです。
かつて今熊野観音寺は、紅葉の穴場と言われて来ましたが、
ここ最近は、多くの人が来られています。
境内に入ると、本堂と多宝塔が眺められる、
この角度がお勧めです。
御朱印です。
多宝塔は、平成28年に33年ぶりに塗り替えられ綺麗な朱塗りが映えています。
今熊野観音寺は、写真スポットも多く晩秋には圧巻の錦絵巻になります。
この辺りのモミジですが、七葉楓(葉先が七つにわかれている)
モミジに交じって、三葉楓(葉先が3つ)のも見かけます。
珍しい三ツ葉楓は、聖一国師が宋から泉涌寺へ持ち帰った唐楓と言われていて、
その三ツ葉楓が今熊野観音の境内にもあるのかと思います。
境内奥では、竹林とモミジの織りなす景色が美しいです。