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SOMA地区のフォース/ブラナン駅が始発駅です。ここから北側(North Bound)に、ユニオンスクエア、チャイナタウンまで、わずか4駅の可愛い新路線です。来年一月まで週末運行のみ運行となりますが、ようやく運行の日を迎えました。お天気もよく、ニュースにも出ていたこともあってか、電車の好きな子供がいる家族やグループ、たまたま居合わせた感謝祭休暇の旅行者…電車オタクは一眼レフ担いで、このエキサイトな初日を楽しんでいたようです。
ミュニの最新型車両は、フォースストリートの路面を出発し、ブライアント通りからいよいよ地下に入って地下鉄になります。地下トンネルに入って行く様子は、乗客一同スマホで動画を撮影し始めました。運転席もガラス張りなのでその先の景色もよく見えます。
最初に止まる駅、ヤーバブエナ/モスコーニ駅のコンコースです。会議場”モスコーニセンター”は、ホテルの多いユニオンスクエア周辺から歩けなくもない距離ですが、ちょっと遠いかなと思いませんか?次からはそんな心配は無用です。会議場脇に駅ができました。
こちらが、駅の外観。徐々に会議の開催も増えてきているので、将来展示会やカンファレンスの時は賑わう場所になるでしょう。
次は、ユニオンスクエア/マーケットストリート駅です。おそらく旅行者の方が最も利用する駅になるかと思います。駅名のパネルの壁部分はまだ工事中のようで剥き出しになっていました(微笑)運行に支障はありませんから、まぁよしとしょましょう。日本ならこういうところも綺麗に仕上げて運行開始するかなと思いますが、おおらかなお国柄が出ています。ただ駅名が不思議だなと思いました。と言うのが、ユニオンスクエアはマーケット通りから3ブロックほど北側にあり、この駅名はあまりにこじつけてはいやしないかと感じたのです。
コンコースの照明ライトの色が赤から徐々に青く変わっていきます。まるでどこかのアトラクションと錯覚してしまいそうなネオンが眩しい改札です。左側にあるガラス張りのエージェントブース(駅係員をArgent)→仕事中、ずーっとこのネオン見てることになるんですよね。
改札を出て、少し歩いた突き当たり、見覚えのある地下通路に出ました。なるほど!こじつけた駅名の不思議が解決しました。そして一番のサプライズでした。ミュニのユニオンスクエア駅とバートのパウエルストリート駅が地下通路で直結していました。つまり、バートでやってきた人は、外に出なくてもミュニに乗り換え、ユニオンスクエアに行けちゃうし、そのままチャイナタウンにも行けちゃいます。
ゲーリーとストックトンにユニオンスクエア駅の入り口があります。
こんなに混んでいるミュニは何年ぶりでしょうか!?次は終点チャイナタウン-ローズパク駅です。
駅の入り口は、ストックトンとワシントンの角、チャイナタウンの中心です。このサブウエーは、大地震で高速道路が崩壊し、その後の再建は無しとなってしまいました。その代替え交通手段としたもの。チャイナタウン地域復興を祈願した中国人の方達の熱い気持ちがあります。尽力した方の名前が駅名になっています。将来的には、市内南端ベイビュー地区サニーデールからここまで通ながるようで、まさに中心を運行する路線です。
先日の見学会の時も上がれなかった赤い屋根の正体は、「ルーフプラザ」駅舎の屋上です。オフィス街のビルと足元のチャイナタウンの雑多な感じのコントラストがサンフランシスコらしい風景です。
2023年1月7本格的運行です。ますます訪問する方には便利になっていくサンフランシスコです。