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【メリーランド州ボルチモア】スケートボード公園オープン・港の景色を楽しみながらスポーツを

ベスト加島 聡子

ベスト加島 聡子

アメリカ・メリーランド州特派員

更新日
2022年12月6日
公開日
2022年1月18日
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昨夏の東京五輪で日本選手の活躍が印象的だったスケボー(スケートボード)。発祥はアメリカ西海岸といわれておりますが、こちら東海岸でもスケボーは子供や若者の遊びの日常的な光景のひとつです。ボルチモアの観光やアクティビティの中心地であるインナーハーバーに、オープンした新しいスポーツ公園を紹介します。

ラッシュ・フィールド・パーク(Rash Field Park)は、2015年からインナーハーバーエリアの再開発プロジェクトとして、1680万ドル(約19億円)かけてボルチモア市が取り組み、2021年11月5日にスケートパークのエリアの落成式が行われ、一般公開されました。この再開発ではサイエンスセンター(科学博物館)に隣接するエリアが大きく変わりました。

公園の主な施設

ジェイクズ・スケートパークJake’sSkatepark

ジェイクJakeという名前は、2011年に交通事故で亡くなった地元の5才の男児からとられています。スケボーをはじめ、スポーツ全般が大好きだった少年をしのび、年代を問わずスケートボードを楽しめるよう設計されています。
オリンピックやプロ選手が使う公式試合で使用するものよりは小規模ですが、コンクリートの広いカーブやスケボーの技を磨くためのレール(手すり)などが設けられています。誰でも自由に出入りして利用することができます。

新規オープンしたスケートパーク

【アドベンチャーパーク】

木でできた遊具が並ぶ、子供向けのアスレチックコーナー。遊具のデザインも趣向をこらしてあり、港にいながら小さな森を感じられます。

【ネイチャーパーク】

再開発後の公園はスポーツだけでなく、インナーハーバーの自然環境の改善を意識し、地元の生態系など自然を学ぶセクションも設けられ、自然学習、散策やジョギングのコースも広く設けられています。

地域の自然環境を学びながら散策も楽しめる

【屋上庭園兼見晴台】

三角状の屋上庭園の先端からはインナーハーバーが一望できます。この下にはパビリオンがあり、今年春にカフェがオープンする予定です。

傾斜のある三角状の芝生エリアは屋上庭園

また、今回新設されたスケートパークの隣には、以前から整備されているビーチバレーのコートが7面あります。ここでプレーするには、コートを管理しているボルチモア・ビーチバレー協会への登録が必要ですが、シーズンには毎週2500人もここでプレーするほど人気スポットだそうです。このバレーコート一帯も公園再開発プロジェクトの一環で、今後再整備が予定されています。

インナーハーバーの港に面したビーチバレーコート
ラッシュ・フィールドパーク(RashFieldPark)
住所
300KeyHighway,Baltimore,MD21230
URL
https://www.waterfrontpartnership.org/rash-field/
利用期間
4月~10月
URL
http://www.baltimorebeach.com/
ラッシュ・フィールド公園全景。背後に見えるのはフェデラル・ヒルという史跡のひとつ
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