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本格的ホリデーシーズンになり、プレゼントの準備やクリスマスパーティ…あっという間に時間が過ぎていきます。そんな中、小春日和のとある午後ナパバレー、オークビルの「ロバートモンダビワイナリー」に行ってきました。言わずと知れたアメリカを代表するワイナリーです。パンデミック中は、屋外テイスティングだったので、室内は久しぶり。行ってみたらなんと、ギフトショップ、テイスティングルーム、トカロンルーム、メンバー専用のスポットライトルームが移動していたりと変わっていて驚きました。ちょっとハイエンドになったロバートモンダビワイナリーを紹介します。
ナパのワインロードと言われている29号線を北上していくと、パワフルで素晴らしいワインを産出し、一級畑が点在する地域(アペラシオン)オークビルに入ります。右手にオーパスワン。そして左手に、目的地ロバートモンダビワイナリーがあります。ワイン畑の中に日干しレンガのスパニッシュコロニアル風の建物がワイナリー。この建物はワインボトルのエチケット(ラベル)にも描かれています。車寄せから正面に、レセプションが設けられ左側に、かつてテイスティングルームがあった場所が、洒落たギフトショップになっていました。
モンダビファミリーの歴史と写真が飾られていた壁はワインボトルに代わり、ミュージアムっぽかったのが、モダンな雰囲気になっていました。
ギフトショップではワインも買えるので、ショッピングだけでも訪問可能です。
パンデミック以降テイスティングツアーは、ほぼ完全に予約制となったナパバレーですが、空いていたら前日でも可能です。
レセプションで予約の確認をして回廊へすすみます。旧ギフトショップとリザーブワインのテイスティングができたトカロンルームとなります。この日は、20人ほどのプライベートパーティーがあって、奥を見ることはできませんでしたが、どんなになっているか覗いてみたかったです。
案内された場所は旧ギフトショップ。今でも棚にワインがずらりと並んでいて、ギフトショップだった頃が偲ばれます。オリジナルグッズはもちろん、いろんなワイングッズやお手頃なナパ土産まであって、まるで道の駅みたいな ”ザ・売店” だった頃がちょと懐かしく思えます。
また、振り返ればパンデミック中は、屋外のテイスティングで、夏はテイスティングするには暑過ぎました。なので赤ワインの印象より冷えた白ワインの印象が強く残ります。ソムリエさんがよく言う「ティスティングには室内の温度も影響する」を実感し、仕方ないとはいえ、やや残念でした。しかし、室内でのティスティングが可能になりもうワクワクでした。
夏とは違い、季節的には雨が降らなければ屋内外どちらでも楽しめると思います。
私たちのテーブルを担当してくれた方が、ナパ在住でワインと生活が密着しているような方でした。ワイナリーの歴史からナパの歴史に大変詳しく話してくれました。みんなで同じワインを飲むより、差額を払ってワンランク上のリザーブを試してみてはどうかとアドバイスしてくれまして、結果的に合計7種類をティスティングしました。必ずできるわけではありませんが、複数で訪れる場合は聞いてみるといいと思います。
合わせて頼んだペアリングの「Charcuterie Plate(シャルキュトリープレート$30)」
”シャルキュトリー”とは、フランス語で、ハム、ソーセージなどの盛り合わせたデリの意味です。発音ができず冷や汗をかきましたが、特にリザーブにはよく合います。他にもアーティシャンチーズプレート($25)オリーブ($7)アーモンド($5)があります。
【テイスティングメニュー】
【リザーブ・テイスティングメニュー】
ギフトショップで発見したスパークリングワイン。一年で最もスパークリングワインが売れるこの季節、今まで見たことがなく、話題性十分ありの一本。値段も35ドルとお手頃です。デザートワインとして常時品薄、人気のマスカット(ハーフサイズ25ドル)と、クリスマスギフトにお勧めのワインなので、覚えておくといいですよ。
バラエティに富んだワインと担当した方の楽しい会話で2時間近く過ごしたティスティング体験でした。ワイナリー経営が変わったことで、今までなかなかティスティングできなかったワインも飲めるようになったりました。エグゼクティブシェフを中心にフードペアリングも始めたり、チーフワインメーカーを中心により一層モンダビブランドの幅が広がったように思いました。
あまりにもメジャーすぎるワイナリーですが、やはりナパにモンダビあり!ぜひ訪れてほしいワイナリーです。