カズが移籍したポルトガル2部オリヴェイレンセの町はどんなところ？

サッカー元日本代表の三浦知良さんが、J1横浜FCからポルトガル2部オウニオン・デスポルティーヴァ・オリヴェイレンセ（UDオリヴェイレンセ）へ今年2月より期限付き移籍しています。「カズ」の愛称で知られてきた三浦知良さんが選手生活を送るオリヴェイレンセのホームタウン、オリヴェイラ・デ・アゼメイスとはどのような場所なのでしょうか。

オリヴェイラ・デ・アゼメイスはポルトの郊外、約35kmにある町です。観光客が多く訪れる場所というわけではなく、そこそこ規模感のある地方都市といった雰囲気です。飛行機で国外からオリヴェイラ・デ・アゼメイスへ行くためには、ポルト空港またはポルトが拠点となります。

オリヴェイラ・デ・アゼメイスは、ポルト空港からは車で1時間強、ポルトからは車で50分を見ておけば、現地まで到着できます。列車やバスを乗り継ぐと2時間ほどかかりますので、もし余裕があれば車がおすすめです。車で行く場合は、ポルト方面へ戻る車の手配も念頭に置いておきましょう。町中には流しのタクシーはあまり走っていないため、直接現地のタクシー会社に連絡して手配します。

列車などで行く場合は、ポルトからアヴェイロ行きのバスでエスピーニョで降車。停留所から数百メートル南へ歩くと鉄道駅がありますので、そこからオリヴェイラ・デ・アゼメイスまで列車が通っています。駅からカズさんが選手として出場するだろうホームスタジアム「エスタディオ・カルロス・オソーリオ」は徒歩15〜20分です。

ホームスタジアムは、オリヴェイラ・デ・アゼメイスの北東部にあります。起伏ある土地に建てられたスタジアムで、ポルトガルの地方のサッカー文化と雰囲気を感じられる味のある競技場となっています。

客席はサッカーコート正面と、片方のゴール裏の2面、反対側の正面席やもう一方のゴール裏には客席はありません。正面の客席は土地の起伏を利用した傾斜になっており、斜面にへばりつく形での建て方が日本にはなかなか無い構造です。スタジアムに行くだけでも良い思い出になると思います。

せっかくオリヴェイラ・デ・アゼメイスを訪れたなら、スタジアム以外にも町中を散策してみましょう。駅から南東部が主に町の中心となっており、ホテルをはじめ各種商店などが立ち並んでいます。観光の町ではないため、ポルトガルの地元の人々の様子をより感じられます。

なお、UDオリヴェイレンセは、サッカーチームだけでなくバスケットボールとフィールドホッケーのチームも運営しています。オリヴェイラ・デ・アゼメイスの町は、英語はなかなか通じずポルトガル語のみの場合が多いですが、サッカーなど共有の話題で少しでも意思疎通できると、旅行がより素敵な思い出になるかもしれませんね。