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キングズ・クロス駅は、ロンドン主要ターミナル駅の1つ。北イングランドやスコットランドへの長距離列車をはじめ多くの路線が起点としており、ロンドン滞在中にご利用する機会も多いことでしょう。
また隣接するセントパンクラス国際駅は、ドーバー海峡を海底トンネルで渡るユーロスター鉄道の発着点でもあります。
威風堂々な時計塔があるこの駅は、ハリー・ポッターシリーズの映画で「キングズ・クロス駅」として登場するので少し紛らわしい(笑)。
だからキングズ・クロス駅からの列車に乗る場合は、セントパンクラス駅よりもやや黄みがかった黄土色レンガの駅舎を目指してくださいね!
1852年にオープンしたキングズ・クロス駅。外見は地味めな印象かもしれませんが、中に入ると美しい天井に驚くはず。これは2012年に完成した改装・補強工事にともなう新デザインです。
大きな駅構内にはカフェ、パブ、レストラン、ショップなどの店舗が沢山あり、また休憩用ベンチも各所に設けられています。
でも乗車予定の列車まで待ち時間がタップリあるならば、私がお勧めしたい休憩スポットは2階。↑こちらの写真でも左側にその2階が見えるでしょう?
(ちなみにイギリスでは1階がグラウンドフロアー、2階はファーストフロアー、3階セカンドフロアーという具合。エレベーターやエスカレーターでもそれぞれ「G」「1」「2」…と表記されるのでご注意を)
カフェやベーカリーはテイクアウェイ中心ながら、店内で軽食やパスタなどを食べれる店も。
またロンドン発祥の日本食チェーン「Wasabi」では、サーモン寿司や巻物のほかカツカレーがイギリス人に人気を博しています。ホンモノを知る日本人には賛否両論かもですが、イギリス的ジャパニーズフードの平均値を知る好機と言えましょう。
この2階を昇降する際にはエスカレーターまたはリフト(=エレベーター)を利用。リフトのすぐ横に清潔なお手洗いがあるのは高ポイントです。
2階にも沢山のテーブルと椅子があるので、飲み物やスナックを買っても買わなくても座って休憩可能。発車時刻とプラットフォームを告げる掲示板が見やすい構造につき、うっかり電車を逃がす心配もないですね!
でも階下を見渡すと、ある一箇所になにやら人だかりがあるのに気付きます。これ実は、ハリポタに出てくる「キングズクロス駅9と4分の3番線」へ向かうトロリーへの行列。
このトロリーで写真撮影をすることが出来るため、週末やホリデーシーズンは大勢の人が行列に並びます。もちろん子供だけでなくオトナもOKなので、お時間があればトライするのも楽しそう♪
正確なダイヤで運行する日本の鉄道に比べると、定刻通りに運行しなかったり突如キャンセルしたりが珍しくないイギリス。キングズクロス駅からの列車も、予想以上に待ち時間が発生する事もあります。
そんな時でもなるべく快適に過ごせるよう、これらの居心地よいスペースを知っておくと心強いですよ!