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サローム(こんにちは)!
お酒が飲めるお店自体は多いものの、旅行者が気軽にふらっと一杯やれるお店となると数が限られてしまうサマルカンド。大衆居酒屋ならぬ大衆シャシリク屋ならいくらでもありますが、タシケントでよく見るような小洒落たパブやバーはなかなか見つかりません。
そんな中お酒好きなら誰にでもおすすめできる貴重なお店が、今回ご紹介するBlues Bar(ブルースバー)。この国ではなかなか見かけないお酒メインの正統派かつ本格派バー(?)で、ウェスタナイズされた垢抜けた現地の人や、欧米人旅行者などと出会うことができるお店です。
お店ができたのは20年ほど前とのことで、飲食店の入れ替わりが激しいサマルカンドでは老舗にあたります。中は洋楽がしっとり流れる大人の空間で居心地がよく、客層も落ち着いています。
内装もなかなか凝っており、ここが日本や欧米のおしゃれバーと言われても違和感ありません。テーブルには各国の紙幣やソ連製ピンバッジなどが飾られており、旅好きにとってはテンション上がること間違いなし。
一方このメインスペースと別の入口から入る、大音量の音楽が流れている広めのスペースもあります。特に週末はにぎわうこと間違いなしで、ワイワイガヤガヤした空間の方がお好きな方はぜひこちらへ!ときどきここへアーティストを呼んでライブも開催しているようです。
このバーの魅力は、何といってもメニューの豊富さ。特にお酒の種類は目を見張るものがあり、カクテルに至っては30種類近くもの品揃え。この国でお酒といえばたいていビール!ウォッカ!たまにワイン!といったところであり、カクテルがこんなに揃うのはこの町ではここぐらいでしょう。
食事メニューも申し分なし。ナッツやタコスといったおつまみ系メニューから、ピザや肉料理などのガッツリ系メニューまで、お腹の具合に応じて選ぶことができます。
私はここに数回訪れていますが、一度だけここで飼われているらしいかわいい猫ちゃんが姿を見せてくれました。出会えるかどうかは運次第かもしれませんが、もし出会うことができたなら猫好きにとっては天国のような空間でしょう。
観光エリアの旧市街からは少し遠いですが、中級ホテルが多いブリバール通りやマコンモール(旧グム百貨店)周辺からは徒歩圏内と便利な立地にあるこのBlues Bar。ここでしっかり食事をとるもよし、まだ飲み足りないときの二次会の場として使うもよし。美味しいお酒とともにサマルカンドの夜を楽しみたい!という方にとってはもってこいのお店といえるでしょう。
それではコルシュグンチャ・ハイル(また会う日まで)!