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サンフランシスコでロンバードの坂道を観光中に、持っていたスマホを誤って落としたら、運悪く足元にあった排水溝の中に落下してしまいました。居合わせたリムジンの運転手さんや周りの人に助けられて無事回収することが出来ました。
異国の地でこんなことがあった時の参考にどうやって回収できたかをメモしておきます。参考になさってください。
スマホを落下させたのは、こちらの排水溝です。ここからロンバードの坂道の写真を撮っていて、スマホが手から滑って落ちてしまい、運悪くこの排水溝の蓋(grating)の間から下に落ちてしまいました。事件が発生したのは、17時過ぎで、通常の市役所の電話受付業務は終了していました。
排水溝の蓋は、グレーチング(grating)と言います。蓋にはSAN FRANCISCOの他、「SFDPW」と刻印されていました。SFDPWは「San Francisco Department of Public Work」の略で、市の公共事業を行う部署です。道路の整備や、下水道の管理、清掃などが含まれます
Depatment of Public Worksへの連絡は、携帯などの電話から「311」をダイヤルすると繋がります。幸運なことに、DPWは24時間オペレーターが対応してくれています。SF以外の都市でも24時間対応かは不明です。
311に電話すると自動音声応答で対応内容の指定を求められます。私は「other call」を選んで、オペレーターに繋いでもらいました。オペレーターが出ると状況を聞かれます。外国人に対しても非常に丁寧に対応してくれました。
1.何が起こったか:スマホを、grating から下水溝(sewer)に落とした。回収してほしい。
2.発生場所住所:番地、あるいは交差する道路名。
今回は、South East corner of Lomberd street and Leavenworth Street.
3.スマホの色、ケースの色などの情報
4.こちらへの連絡方法:携帯電話(米国内携帯。国際電話は多分かけてくれないと思います)
5.依頼内容を伝えると、Service request number(8桁)をくれますので、控えておきましょう。
電話したのが、17時を過ぎていたので、「できるだけ早く対応するが、今日は通常業務時刻(月ー金:06:30-14:30)を過ぎているので、明日のになるかもしれない。」とのことで、電話を切りました。
電話をかけて30分ほどしたら、DPWの作業員から携帯に電話があり、なんと7PMに到着するとのこと。現場に戻り待つと7時に写真の車が到着して作業を始めてくれました。
蓋は、梃子のようなもので外して、2mほど下の穴の底から回収を始めてくれました。
まず中にバキュームホースを入れて水を吸いだして、熊手で底を浚ってスマホを探し始めてくれましたが、底には沢山の落ち葉などが溜まっており、見つけることが出来ません。そうこうしていると、バキュームカーの油圧オイルが漏れて使えなくなってしまい、万事休す。
それまでも一生懸命に作業してくれたし、どうしても今日中に回収したいと思い作業員2名に$80のチップを渡したところ、「Work harder.何とかしなくちゃな」と言って別の熊手を取り出して作業継続すること15分、無事スマホを回収してくれました。
勿論回収後には更にチップを渡したのは言うまでもありません。
このような事を起こさないのが一番ですが、発生した時の参考にしてもらえると嬉しいです。
日本には無いチップと言う習慣、訪問される方には「要るの、要らないの」「いくら渡せばいいの」と言った疑問があると思います。参考にしていただけると嬉しいです。
アメリカのチップには2種類あります。一つは(ほぼ)必須なもの。もう一つは、自分に対してよくやってくれた人へのお礼の気持ちです。
1.(ほぼ)必須なもの:レストランのウエーター・ウエイトレスへのチップなど
(1)レストランのウエイター・ウエイトレス
レストランで席について注文をして料理を持ってきてもらう場合、担当の人へのチップは、必須です。
金額は、サンフランシスコ地域の場合、ランチが17%、ディナーが20%が標準です。服を汚したときにナプキンを持ってきてもらったなど特別に対応してもらった場合は1-2%上乗せしましょう。ウエイターは、チップをもらうのを前提の給与になっています。
払い方は、現金ならテーブルに置いてください。今は殆どのレストランがクレジットカード払いなので、その場合は、サインをするクレジットカードの支払い書に、Tipを書く欄があるので、チップと、Totalを書きます。
クレジットカードの支払い書は2枚あり、「Merchant copy」と「Customer copy」と一番下に印刷されているので、「Merchant copy」に金額を書いて、サインをお願いします。「Customer copy」は利用者が控えとしてお持ち帰りください。
ファストフーズ店やカフェなど、窓口で注文して自分で受け取るお店は、チップは不要です。
(2)ホテルで荷物を部屋まで運んでもらった場合。ホテルで部屋に荷物を運んでもらった場合、受け取り時に1個あたり$2ぐらい渡しましょう。最近は高級ホテルでないとこのサービスを行っているホテルは減ってきました。
2.必須では無いが、アメリカ人が良く払うチップ
(1)Pillow chip(枕銭)ホテルのベッドメークをしてくれる人へのチップ。アメリカ人でも払わない人も多いです。私は$2置いてます。枕元、ベッドテーブルに置いてください。紙幣がお勧めです。
(2)ドアマン。TAXIなどを呼んでもらったら、$2-$5。こちらは必須に近いかもしれません。
(3)今回のように、たとえ仕事とはいえ、自分の為に一生懸命やってくれた時。$20から。
(4)ツアーガイドへのチップ。ツアーが満足なものだったら、ツアー料金の15%程度をガイドに渡すことが多いです。アメリカ人はほぼ全員が渡すと思います。たとえ$20でも、お土産よりは喜ばれると思います。南米などのツアーでは必須の所が多いです。