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【イタリア・ナポリ】久しぶりに義理の父・母のお墓参りへ

ピッパ

ピッパ

イタリア特派員

更新日
2023年4月16日
公開日
2023年4月16日
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皆さん、こんにちは!

さて、義理の母が亡くなってはや13年が経ち、義理の父も2年が過ぎ、昨年自家用車を売り新たに新車を買うのに何か月も待たなければならなかったことから、なかなかお墓参りに行くことができませんでしたが、先日ようやく久しぶりに行ってきました。

義理の母・父には大変お世話になりました。日本人の私は本当の娘のようにかわいがられました。

初めてナポリへ来たときにも、当時夫は仕事後ストに巻き込まれ予定の時刻にナポリへ到着できず、義理の父と母がナポリの中央駅まで私を迎えに来てくれました。

そもそも私が生まれる前の年に日本へ旅行に行ったとか。二人のハネムーンはエジプト。そんな義理の父、母は世界各国旅行に行くことが趣味でした。今ではドバイも人気のある観光スポットですが、あまり注目されていないときにすでに二人は早速観光へ行きました。

もちろん時々痴話喧嘩のようなことはありましたが、大したことでもなくすぐに仲直り、当時夫と知り合ったときはミラノでまだオペラの勉強をしている奨学生で、現地でまともに就職もできなかったのに(当時奨学生の場合は働くことは禁止されています)結婚を許してくれました。結婚してからもいろんなバイトをしながら歌の勉強を続け、イタリアの大学院へも通いましたし、やりたい放題で一部の親戚からまだ勉強しているの?とチクり言われたりもしましたが、それでも私のことを一目置いてくれました。

大学院を修了し、領事館からの紹介であるパソコン会社へ働くことになった時も喜んでくれ、やっとこれで毎月お給料をもらいながら、歌も続けられると思いましたが、歌劇場で働く目的から離れつつあることに苦痛を感じ、結局その企業には実父が亡くなったと同時に退職し、歌劇場で働く道を選びました。やはり両立はできませんでした。

不安定な収入にはなりましたが、それでもこの仕事が好きなためどうしようもありません。

きっとあの世から義理の父、母、実父も支えてくれているだろうと、これからも感謝しつつ努力していきたいと思っています。

ピッパ

義理の母のお墓と上には夫のおじいちゃんおばあちゃんのお墓

義理の父のお墓はまだ地下にあり、あと3年すれば義理の母と同じ所へ一緒にすることができるそうです。
イタリアは基本火葬ではなく土葬です。
信仰深い人たちは教会へ行ったり、毎週お墓参りに行って祈り拝みます。

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