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今年も、海上保安大学校の実習生が、大型練習船”こじま(PL21)”でサンフランシスコにやってきました。呉→サンフランシスコ→(パナマ運河)ボルティモア→ピレウス(スエズ運河)→シンガポール→マニラ。101日間で世界一周の遠洋航海実習。その最初の寄港地がここサンフランシスコです。
4月24日広島県呉を出発した海上保安大学校練習船こじま(PL21)第二の母港サンフランシスコに今朝(5月9日)8:00過ぎ、ピア30/32に接岸。航海の疲れも見せず、全員元気に船を降りました。
今朝7:00頃ゴールデンゲートブリッジをくぐった時はめちゃくちゃ感動したそーです。
(泣きそうになった?の質問には、テヘって表情でした)
皆さん、全員立派に制服が似合っていて、誰が教官で誰が実習生か分からりません。教えてもらいまして、襟元に金色のバッジついているのが、実習生だそうです(写真の手前側が金バッチの実習生)
サンフランシスコ総領事の歓迎のスピーチや、桜祭りのクイーンとローザパークス小学校の可愛い子供達からの花束、よさこいのダンスではみんな手拍子を合わせるなど心温まるセレモニーでした。
今年は、嬉しいことに船内を少し見学できました。穏やかとはいえ微妙に揺れている船内、急な階段や狭い廊下、やたら高い敷居をまたいだり、ヘリの一部がチェーンになっているではありませんか?落ちないよう壁側に沿って歩きました。
実習生の右人差し指が呉、左指は、現在停泊しているサンフランシスコピア30/32です。海図で、どこを通ってきたか教えてもらいました。4〜5月は比較的気候が安定しているのですが、今回は呉を出発して、太平洋に出た4月27日、28日、低気圧と一緒に航行するようになってしまい、大きなうねりで船は大揺れ!実習生ほぼ全員船酔いになってしまったそうです。個人差で軽く済んだ人もいたそうですが「僕は酷くてトイレに入りびたり状態でした…」とやや苦笑いの実習生…辛かったよね、よく頑張りました。
乗船3日目、実習生はマザーネイチャー(母なる自然)の洗礼を受けたわけです。
ご自宅でお留守番をしているご家族の皆さん、実習生52人、乗組員39人、91人全員無事サンフランシスコに到着しています。土曜日まで思い思いの過ごし方をされるようです。そして実習生、乗組員の皆さん出航まで短い時間ですが、ゆっくり英気を養ってくださいませ。先ずは、2週間お疲れ様でした。出港は、5月13日(土)午前9:00予定