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5月9日練習船「こじま(PL21)」が、サンフランシスコ港ピア30/32に接岸したばかりと思っていましたが、今朝5月13日、次の寄港地ボルチモアに向けて出港しました。
今週末は気温が上がって暑くなる予想でしたが、朝は霧が立ち込め空はどんより。タグボートが静かにこじまの傍に到着しました。
08:45 黒煙がぼんと出ました。エンジン点火。びっくりするくらい大きな音の汽笛のテストも完了。そして、船体と陸地をつなぐ(ちょっと登りにくい)階段も船体に巻き上げられ、いよいよ出港。
エンジン始動と共に、先ほどのまでの霧が晴れ青空になってきました。
今回は南カリフォルニア・サンディエゴで合同訓練の為、サンフランシスコから4名のアメリカのコーストガードの隊員も乗船します(ブルーのシャツを着ている方達)明日(14日)午後サンディエゴの訓練ポイントに到着だそうです。
船内見学の時はあんなにお茶目だった皆さん、整然ととても凛々しく立派な姿にかなり感動「気をつけてね、頑張ってね」とちょっと切ない時間が流れました(涙)
あら!離岸しちゃってるよ!!
船は、飛行機の豪快なエンジン音と違って、静かに滑るように岸壁を離れるので、突然別れがやってくるみたいな、郷愁感倍増です。思わず岸壁に向かって走り出す光景を見ますが、アレ理解できます。
そして、船首は、ゴールデンゲート海峡に向けられました。どんどん船は小さくなっていきます。実は、今回が「こじま」にとって最後のサンフランシスコとなります。
あまりに近くで見物しすぎていて気がつきませんでしたが、少し離れてみるとスラリとなかなか美しい船姿です。人も近づきすぎると良いところが見えなくなることありますが、似てますね。
「こじま」は、とても美しい船でした、いつかどこかで再開できますように(祈)
09:26頃、静かにベイブリッジをくぐりました…
さて、サンフランシスコでの様々なスケジュールをこなし、出港した「こじま」ですが、現地時間の5月23日にパナマ運河を通過しアメリカ東海岸へ、再び陸地に足をつけるのが、5月31日次の寄港地ボルチモアです。それまでまた乗船実習の日々。
高橋キャプテンはじめ乗組員の皆さん、実習生の皆さんどうぞごお元気でお過ごしください。
ご安航を