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みなさま、サワディーカー。以前、タイ・バンコクの三大寺院の1つ、「ワット・アルン(暁の寺)」をチャオプラヤー川を渡った対岸から観賞できるカフェレストランやバーを記事「徹底解説! ワット・アルンを100倍楽しむ旅行術(2019年完全保存版)(タイ・バンコク)」にて紹介しました。私自身、気に入っているスポットをピックアップしましたが、飲食する気分ではない時や予約していない場合はすぐに入店できない時もあります。また、ワット・アルンの撮影が最大の目的の場合、カフェレストランやバーであまり熱心に写真を撮るのも気が引けます。そこで、今回は、対岸から、寺院「ワット・アルン」を無料で観賞することができ、なおかつ、写真を思い存分撮れるスポットを3ヶ所ご紹介します。
目次
まず最初に紹介するのは、橋「メモリアル・ブリッジ(英語:Memorial Bridge、タイ語:สะพานพุทธ、読み方:サパンプート)」の上です。メモリアル・ブリッジは、ラマ1世橋(The King Rama I Bridge)と呼ばれたり、Buddhayodfa Chulalok Maharat Bridge(สะพานพุทธยอดฟ้าจุฬาโลกมหาราช)と記載されることもあります。上の写真には人がほとんど映っていませんが、2023年6月16日夕方訪問時、驚くほどたくさんの若者でにぎわっていました。
どうやら、最近、メモリアル・ブリッジでは、すぐ近くにあるパーククローン市場等で購入した花束を持って、ポートレート写真を友達同士やカップルで撮影するのが流行っているようです。通学路にもなっているのか、制服姿の学生さんもたくさんいて、夕暮れを眺めていました。タイならではの風景として、橋にやってくる屋台で甘いドリンクを買ったり、チャオプラヤー川を運行する船に向かって手を振ったりしている姿が印象に残っています。
ワット・アルンまで少し距離がありますが、眼下に広がるチャオプラヤー川、寺院、そして、雲や太陽の動きを眺めるのは、気持ちよかったです。ポートレート写真、風景写真を撮るのが好きな人にもお勧めの場所だと思います。
道路をはさみ、メモリアル・ブリッジのすぐ隣(ワット・アルンからは遠いほう)には、プラポックラオ橋(สะพานพระปกเกล้า)もあります。そこには、2020年6月24日にチャオプラヤー・スカイパーク(Chao Phraya Sky Park)がオープンしています。ワット・アルンからはさらに距離が離れますが、プラポックラオ橋からも、ワット・アルンを観賞することは可能ですが、メモリアル・ブリッジが映り込んでしまいます。反対側を見ると、アイコンサイアムやマハナコンタワー等の高層の建築物を見渡すことができます。
続いてご紹介するのは、「ラーチニー船着場(英語:Rajinee Pier、タイ語:ท่าเรือราชินี、読み方:タールア・ラーチニー)」です。船着場からも撮れそうですが、地面が揺れ、水しぶきも少し飛んできそうなので、少しのぼった上のところ(上の写真)がおすすめだと思っています。
寺院「ワット・アルン」の写真スポットとしての紹介ですが、真正面に見える寺院「ワット・カンラヤーナミット」や、少し左手に見える寺院「ワット プラユーン ウォンサーワート」の撮影スポットでもあります。さらに左手には、アイコンサイアムやタイNo.1とNo.4の高さを誇る建物も見えます。
メモリアル・ブリッジのように、チャオプラヤー川の壮大さは感じられませんが、より近くでワット・アルンを眺められる「Rajinee Pier(ラーチニー船着場)」からの見晴らしもまた素敵でした。
夕方、沈みゆく太陽と共に、10分程度、結婚式の前撮りをしているグループもいました。こちらも知る人ぞ知るワット・アルンの撮影スポットなのだろうと感じました。
ただ、ワット・アルンの小塔が全て見えるわけではありません。また、このエリアには浮浪者の方が寝泊まりしているようでしたので、その点、背後や周囲にはくれぐれも注意し、19時頃、まだ、明るい時間帯には退散するのがよいでしょう。
最後にご紹介するのは、地下鉄(MRT)サナムチャイ(Sanam Chai)駅下車徒歩約6分のところにある「ワット・ポー船着場(英語:Wat Pho Pier、タイ語:ท่าเรือวัดโพธิ์、読み方:タールア・ワットポー)」です。
Google mapを見ると、この近くに、Viewing PointとPublic View Pointと記載されている場所がありますが、Viewing Pointのほうは、ここ数年、緑のフェンスが張られています。夜、緑のフェンスのある通りの入口から、ライトアップされたワット・アルンの写真を撮る方も多く、人気の撮影スポットの1つにはなっていますが、その一筋左手にあるPratu Nokyung Alleyという小路のつきあたりにあるPublic View Pointが今回おすすめする撮影スポットです。
Pratu Nokyung Alleyのつきあたり右手には、ホテル「アルンレディデンス」があり、突き当りの祠のような工事中のような建物の入口近くの隙間から入ったところに、フォトスポットがあります。(以前から、ここにフォトスポットがあるということは写真家の知人から聞いていたのですが、入っていいのか分からず、ためらっていましたが、この近所で営業していた屋台のおじさんに聞いたら教えてもらえたのですが、中に入ると、チャオプラヤー川沿いで、たくさんのタイ人若者が写真撮影に励んでいました。私が知らないだけで、タイ人の間では大変有名なスポットのようでした。
どのような写真を撮りたいかにもよると思いますが、チャオプラヤー川を挟んで、真正面に、ワット・アルンが眺められるスポットで、今回紹介する中では、最も綺麗にワット・アルンを撮れる場所だと感じました。
日本からの旅行者で、ワット・アルンの写真を撮りたいという方がいましたら、以前紹介したワット・アルンを見られるカフェレストランはもちろん、カフェレストランエリアからも近いこのスポットもセットでご案内したいと思いました。
ただ、この周辺は、工事や催しの関係で立ち入りが規制されている場合があり、入れる時と入れない時があるかもしれないことを予めご了承ください。
以上、今回は、寺院「ワット・アルン(暁の寺)」のフォトスポットを3ヶ所ご紹介しました。各スポットは、10年位前までは、BTSでサパンタクシン駅まで行ってからチャオプラヤー川を運行する船またはタクシーでアクセスするのが一般的でしたが、現在は、MRT(地下鉄)で朝から夜までアクセスすることも可能になっています。以上、参考になれば、嬉しいです。それでは、皆様、サワディーカー。