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サローム(こんにちは)!
レギスタン広場などの観光地が集中している、サマルカンドの旧市街エリア。安宿も無数にあり、多くの旅行者がこのエリアに滞在していますが、カフェや軽食堂は多いものの、お酒が楽しめる、かつ地元の人もよく行く安めのローカルなレストランとなるとかなり限られます。このような食堂をご所望の方にまず私がおすすめしているのが、今回ご紹介するシャシリク(串焼肉)のお店、カフェ・ボーブル。先述の条件をすべて満たしてくれる、貴重な貴重なお店です。
お店があるのはランドマークのビビハニム・モスクの真裏。歩行者天国のカリモフ通り(タシケント通り)からだと、モスクのすぐ南のこの路地を通って向かうことになります。道から落ちたらちょっと危ない高さなので、この店でしこたま飲んで酔っ払った際は帰り道にここでよろけないよう気を付けて…。
こちらがお店の入口。ドアのところにBOBUR SHASHLIK(ボーブル・シャシリク)と書かれています。夜は明かりでキラキラしているのですぐ分かるでしょう。
なおこのお店はガイドブック『地球の歩き方』にも記載がありますが、バブル・シャシリクハナやカフェ・ボブールという表記になっています。またすぐ近くにあるシヨブバザールのお休みに合わせてか、月曜は定休日なのでご注意を。
入るとシャシリクがずらりと並ぶショーケースが現れ、その肉肉しさに圧倒されるはず。立地も味も文句なしのこのお店ですがメニューが一切ないのが欠点で、シャシリクはショーケースから指差しで注文し、サラダやナン、飲み物(お酒はビールとウォッカのみ)は口頭で頼みます。ただどの国にもいえることですが、メニューがないお店の方が雰囲気も良く、料理もおいしかったりするんですよね。
シャシリクのラインナップにはムラがあり、他の店にはないオリジナルメニューがいきなり登場することもあれば、予想以上に売れたのか全然残っていないことも。私が行ったときはレバーしかない…ということもありました。そのような場合は、お店に呼ばれてないと思って諦めましょう…。
そしてお会計も自己申告。言葉が通じそうにない場合は、注文したものを写真に撮っておくと確実です。シャシリクはだいたい1本17000スム(2023年7月現在のレートで約200円)。この国で度々聞く、ボッタクリや謎の高額サービス料の請求も私の知る限りありません。こんなに値段が安く、外国人に対しても良心的なレストランはこのエリアでそう多くはありません。これこそが私が自信をもってこのお店をおすすめする理由なのです。
英語が少し話せ、丁寧にシャシリクの説明をしてくれるスタッフが、店名と同じ名前の男性ボーブルさん。陽気な方なのでシャシリク選びに迷ったら気軽に聞いてみましょう。
シャシリクを注文したらお店の中へ。入口右奥には、最近拡張した綺麗なスペースがあり、ここに座るのがおすすめです。
以前は店内にボットントイレしかなく不便でしたが、ありがたいことにこの間清潔な新トイレもできて便利になりました。
あとは頼んだ品を待ち、シャシリクが来たらかぶりつくのみ。炭火で焼かれた大ぶりでジューシーなシャシリクはどれも美味しく、ビールがどんどんなくなくなっていきます。
ただのパンに見えるナンも絶品。シャシリクにかぶせるようにして焼いているため、肉の香りが染みついているのです。
お腹が空いているなら何本でも食べられそうなシャシリク。飲み過ぎに注意して、心行くまでお肉を味わってくださいね。
なおレストランで使えそうなウズベク語単語・会話は下記記事で紹介しているのでぜひご覧ください。
102. ウズベキスタンの料理・食べ物大全!プロフ、ラグマン、シャシリク…食べるべきウズベク料理はこれ!
それではヨクムリ・イシタハ(召し上がれ)!