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今シーズンもよい意味で適当に雨が降っているサンフランシスコです。しかも、なぜか週末に雨が降るルーティンです。冬場は農産物の収穫もさほどなく春までは緩やかな商売をしているベンダーさん達予報で週末が雨と分かると無理に出店せず。そんな1月でした。
しかし、行けば見たこともない野菜果物があり、Lime+Kumquat=Limequats(ライム金柑)とMandarin Orenge+Kumquat=Mandarinquat (みかん金柑)を見つけました。名のとおりほんのりライムの香りがする金柑(これはかなり酸っぱく感じて、小さいレモンのイメージ)マンダリンオレンジは日本のみかん(温州みかん系)でやや苦味はありますが表皮まで食べられるプチみかんみたいな金柑です。
レタスといえば、この写真のようなレタスですよね。日本では高原野菜としてとってもポピュラーです。このレタスは、「Iceberg Lettuce(アイスバーグ・レタス)」という名前で、ほとんどスーパーでしか売られておらず、しかもお手頃なんです。例えばTrader Joe's(トレジョ)では、1個2ドル以下で売っています。フェリープラザのファーマーズマーケットではおもに、ロメインレタス、レッドリーフ・レタス、グリンリーフ・レタス類が売られていて、アイスバーグ・レタスはお目にかからないのです。
トレジョのレタスが1kg弱(約2lb)で、倍以上の驚きの値段なのです。ならば値段なりにおいしいに違いない!
とふたつ(4ドル分)を買ってみましたら、果たして書いてあるとおり、これ以上のパリパリ(Crispy)感があるとは信じられなくらい葉っぱはクリスピーで、薄緑色の柔らかな香りがお口いっぱい鼻腔まで届くくらいでした。多分人生でいちばん感動したレタスかもしれない。ちょっとのお塩だけで十分おいしかったです。翌週、リピ買いに行ったらもうないってあっさり言われました(涙)
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なんでアイスバーグ(氷山)って言うかといいますと、日本の国土の25倍も広いアメリカ。貨物列車でレタスを運ぶに際、冷蔵庫がわりに氷を山のように積んでいたから、いつしか名前に変わった。以前は「Crisphead lettuce(クリスプヘッド・レタス)」と言われていたんだそうです。西海岸から貨車でレタスを運ぶにはどうしたらいいか?
から冷蔵貨車ができたと、サクラメントの鉄道博物館で説明を聞いた記憶がいまさら蘇ってきました。
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ボナペティの主旨とは関係ないのですが、よく雨が降るから観察してしまうのですが、不思議ですよね。アメリカ人って本当に傘をささないんですよ。傘立てのあるお家も見たことないですし……。そこで、知り合いの日系人を含むアメリカ人に、なぜ傘をささないか聞いてみたんです。答えは「傘をさすまでの量が降らないでしょっ」というのがほとんどでした。
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あと、
*車で移動だから傘よりもフード付きのレインコートが便利。→説得力あり
*傘をなくしちゃうから。→あるある
*雨が降ったらカフェで雨やどりできるじゃん。→家には帰らないらしい
*時々しか降らないし、謝謝。→ポジティブに恵みの雨ととらえてる
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今は雨季ですが、日本の梅雨のように1日降っていることもないし、濡れてもすぐ乾いちゃう乾燥地カリフォルニア育ちはそう思うのかもしれません。逆に「日本のヒトはすぐ傘さすね、なぜ?」と聞かれ、「雨=傘をさす」という私らの常識がえええっ? と答えに苦慮しました。
というお国柄、こちらで売ってる傘は、重くて壊れやすく高価でデザイン可愛くない……お世辞にもいいものではありません。雨季にいらっしゃるとき、日本の傘は必須アイテムですよ。
雨の日の買い物は、さっさと済ませマーケットプレイス内のカフェで雨が止むまで時間つぶしです(これじゃ前出の友達と同じですが)。カジュアルなフレンチスタイルの「グランデ・クレペリー」サクサクなクロワッサンおすすめです。
1月後半くらいから日がどんどん長くなってきました。春はもうそこまで来ています。