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8月1日、サンフランシスコの地方紙がサンフランシスコとベイエリアにおいてコロナの感染率が再び上昇していると報じました。ツイッター本社には巨大Xが登場し、3日後に撤去されました。今週のサンフランシスコの様子をレポートします。
サンフランシスコ地方紙によると、夏の間コロナ感染が上昇傾向に傾いているとのこと。これは感染報告数ではなく、市内の2つの下水処理場から採取された廃水サンプル中のSARS-CoV-2コロナウイルス濃度から、推定されているとのこ。市が発表する感染率も同様に比例し、7日間平均の陽性率(陽性と判定された検査の割合)は7月17日の4%強から、最も信頼できる測定日である7月24日には5.5%以上に上昇しています。コロナウイルス検査の陽性率が5%を超えると「高すぎる」とされ、より広範囲に地域社会に広がる可能性を示唆する形となりました。
ここ陽性率は数ヶ月の間、歴史的な低水準まで落ち込んだ後、急上昇となっていますが、それでも2022年末と2023年初めのピークをはるかに下回っているとのこと。ただ専門家によると、この夏は本格的な波というよりは、むしろうねりのようなものだと分析しています。
先週、ツイッター本社の看板が7月24日に取り外され、途中で中断され中途半端な状態で放置されてしまったことをお伝えしましたが、今週新たに発展がありました。7月28日、本社屋上に巨大「X」が登場し、その日の夜間に眩しく点滅するビームを発光。近隣住民により苦情が殺到しました。
結果、この巨大「X」はわずか3日後の7月31日に屋上から撤去。加えて7月30日には、ツイッターの青い鳥とロゴが正式に取り外され、8月4日の現在時点では白いフィルムで覆われた状態になっています。
8月は、ベースボールのシーズンを迎え、オラクルパークでほぼ毎週SFジャイアンツ戦が開催されます。加えて、8月5日&6日はサンフランシスコ市内のジャパンタウンで日本町ストリートフェアが開催されます。同じ週末、サウスベイのフリーモントでも、500を超えるベンダーが出店する大型アート&クラフト・フェスティバルが開催されます。
このコラムを書いている2023年8月4日現在、サンフランシスコの市のデータによると、今週1週間のサンフランシスコの陽性率は6.7%。確かに先週の4.5%から急上昇しています。カリフォルニア州の平均陽性率は8.7%。先週の7.6%、先々週の6.5%からも増加しており、注目が集まっている段階です。単なるうねりで終わるのか、再度大きな波が来るのか再度レポートします。