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バレンシア出身の画家ホアキン・ソロージャ(1863~1923)の没後100周年にあたる今年、バレンシア美術館はソロージャのコレクションを集めた展示室を新たにオープンしました。ここにはソロージャの46点の作品が展示されています。一部は、以前こちらの記事でご紹介したリヤドロ家コレクションの目玉作品だったものです。
ソロージャは光の画家と呼ばれており、特にバレンシアの海岸の風景画など地中海の陽光を特徴的に捉えた手法で知られています。早くにマドリードに移転して自宅兼スタジオを構え、現在はそこがソロージャ美術館になっているため、多くの作品はそこに所蔵されています。出身地のバレンシアにはそれほど多くの作品がなかったため、この新しいソロージャ展示室のオープンは地元にはとても嬉しいニュースです。
スペインの観光スポットはどこも入場料が高くなり、円安の今日本人にとっては出費がかさむのですが、なんとこの美術館は入場無料を貫いているのですよ! さほど混まないのでゆっくり観てまわることもできるので、絵画好きの人にはぜひともオススメです。