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Säpo(Säkerhetspolisen、スウェーデン警察公安局)は17日、スウェーデン国内におけるテロ脅威レベルを5段階中のレベル3(やや高い)から4(高い、攻撃を実行する意図と能力を持っている可能性が高い)へ引き上げると発表しました。
今年1月以降、国内ではイスラム教の聖典コーランを燃やすデモが続いています。最近では、イギリスをはじめ数か国がスウェーデン渡航を控えるように勧告を出したり、イスラム過激派組織がスウェーデンへの報復を呼びかけるなどしています。ロシアによるウクライナへの侵攻はもとより、長期的に脅威が続くということで、スウェーデン警察公安局や政府においても今回の判断に踏み切ったそうです。
近年はスウェーデンにおけるテロ脅威への懸念が高まっていて、テロ脅威レベルが4に引き上げられたのは今回が初めてではありません。2010年以降はレベル3のままでしたが、2015年から2016年の数か月間、テロ準備容疑者を追っていて、一時的に脅威レベルが上昇したことがあります。また直近では、2017年にストックホルムの中心部でトラックテロ事件が起きており、それ以降もスウェーデン国内外でテロ計画容疑で逮捕者が出ています。
しかしながら、現段階において具体的なテロ計画を把握しているわけではなく、普段通りの生活を送るように呼びかけられています。そのため、スウェーデン渡航の際は以下のとおり気をつけながら行動するように心掛けてください。
周りの状況に敏感になれるように、スマートフォンを見過ぎたりしない、イヤフォンなどで音楽を聴かないというのも良い方法です。
その他、在スウェーデン日本国大使館による案内も参考にしてみてください。また、スウェーデン渡航をはじめとした国外旅行の際は、現地における安全情報をメールで受け取ることができるたびレジに登録することをおすすめします。
旅行では、普段以上に様々なことに敏感になりながら気を付けつつ、素敵な思い出を作ってください。