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2022年に開催された「香港映画祭 Making Waves – Navigators of Hong Kong Cinema 香港映画の新しい力」。盛況のうちに幕を閉じましたが、2023年も11月2日~5日までYEBISU GARDEN CINEMAが開催されることが決定しました。今年は選りすぐりの作品7本が上映され、うち世界初上映が1本、日本初上映が4本となります。
オープニングを飾るのは、郭富城(アーロン・クォック)と梁朝偉(トニー・レオン)主演の『風再起時(Where the Wind Blows)』です。この2人は実は初共演。ありそうで、なかった…わけですが、これは1960~70年代、汚職がまん延していた香港警察が舞台のクライムサスペンスです。現実社会では1974年に、汚職を取り締まる「廉政公署(ICAC)」が設立されるのですが、当時のリアルな実態を垣間見ることができます。もちろん日本初上映です。
世界初上映となるのが『望月(Once in a Blue Moon)』です。50代以上の人なら懐かしい、李麗珍(ロレッタ―・リー)が2児の母親に扮し、家族の再生していく様子を描きます。古天樂(ルイス・クー)、劉青雲、郭富城の豪華3人が共演した『掃毒3:人在天涯(The White Storm 3: Heaven or Hell)』も日本初上映。同作は3作目ですが、過去2作とはまったく関係がないアクション映画です。
今年前半の香港映画と言えば、旧正月に黄子華(ダヨ・ウォン)が主演した『毒舌大状(A Guilty Conscience)/ 邦題:毒舌弁護人〜正義への戦い〜』。歴代興行収入が史上初の1億香港ドルを記録しすべてを持っていきました。法廷を描くドラマですが、とにかく面白いです。
今年は張國栄(レスリー・チャン)が没後20年ということでいろいろなイベントが開催されていましたが、香港映画祭では1996年に公開された『色情男女(Viva Erotica) / 邦題:夢翔る人/色情男女』が、2Kのデジタルレストア版として上映されます。ポルノ映画製作のドタバタを描くコメディ映画で、舒淇(スー・チー)がブレイクした作品でもあります。
チケットは価格は1300円でオンラインで10月26日からYEBISU GARDEN CINEMAオンライン・チケッティングで販売されます。見逃せない作品ばかりですので、ぜひ足を運んでみてください。