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Hola!山梨特派員の水月です。
2023年秋、9月半ばから10月半ばにかけて、スペインを旅してきました。
そんな情報をお届けする「山梨特派員スペインへ行く」シリーズ第4弾は「サン・セバスティアンを見渡す丘モンテ・イゲルド」です。
サン・セバスティアンは、フランス国境にほど近いバスク地方の海辺の避暑地で、美食の街として知られています。その街と海を見渡せる丘が「Monte Igueldo モンテ・イゲルド」。
トップの写真の砂浜の左手、コンチャ湾の西端にある標高約180mの丘です。10月の初めだというのに真夏日で、砂浜は海水浴を楽しむ人でにぎわっていました。
サン・セバスティアンを見渡せる丘は、2つあります。こちらは、コンチャ湾の北東に位置する「モンテ・ウルグル」。
頂に立つモタ城には、およそ10mのキリスト像が街を見守るように立っています。
丘全体が公園になっていて、頂上までは徒歩。約30分ほどで登れるそうです。
一方「モンテ・イゲルド」は、フニクラ(ケーブルカー)で登ることができます。
往復€4.25で、10分かからなかったかな。あっという間に到着しました。
おもちゃのような可愛らしいフニクラでしょう。丘の上は、テーマパークのようになっていて、ジェットコースターもあるんですよ。
でもでも、何よりこの風景が見たかった!
左手にビスケー湾。「モンテ・ウルグル」を挟み、コンチャ湾と広がる砂浜。そして、広がるサン・セバスティアンの街。
サン・セバスティアンの街は「ビスケー湾の真珠」とも呼ばれています。なんとも美しい風景ですね。
海水浴を楽しむ人々が、カラフルな砂の粒のように見えました。
コンチャ湾の外海、ビスケー湾には、ヨットが小さく小さく見えています。真っ青な海。う~ん、気持ちいい!
反対側には、砂浜ではなく岩場が続き、白い波しぶきを上げていました。
丘の上には、レストランやテイクアウトで軽食を楽しめるお店、お土産屋さんなどもあります。
ジェットコースターやゴーカートなどもあり、ファミリーやカップルなどが楽しんでいました。
サン・セバスティアンは、美食の街、バル巡りなどで有名ですが、訪れた際にはぜひ「モンテ・イゲルド」へ登って、深く青いビスケー湾と街を見渡し、その素晴らしい眺めを体感していただきたいです。
そうそう。バスク地方のサン・セバスティアンでは、スペイン語とは違うバスク語が多く使われています。
「ありがとう gracias(グラシアス)」は「eskerrik asko(エスケリクアシコ)」。
それだけでも覚えて、使ってみてはいかがでしょう。とても喜ばれて、皆さん、フレンドリーな笑顔を向けてくれましたよ。
☆「山梨特派員スペインへ行く~2023年秋」シリーズ、バックナンバーはこちら。
第1回 「マドリードの歩き方」
第2回 「スペインで最も美しい広場~サラマンカ『マヨール広場』」
第3回 「バルでタパスを楽しむ」